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コミケ用薄い本の表紙に使えないかと、チンギス=ハンの肖像をAIに描いてもらった

歴史同人サークル「群雄」は、C103に参加します(日西け35a)。自分はラシード『モンゴル史』「チンギス=ハン紀」部分の邦訳の予定ではありますが……。

#画像生成AIチャレンジ

群雄堂書店はコミックマーケット103に参加します

 「群雄」、コミックマーケット103に当選したそうです。

 私は「チンギス=ハン紀」出す!という予定で動いています。ラシードの序文が難解で四苦八苦していましたが、中身はだいぶんできてきました(全部じゃないので、まだ予断は許しませんが)。

 ラシードの話は構文が複雑な上に、イラン人なら当然知ってる常識……例えば、『シャーナーメ』の物語等……を私が知らないので、一つの単語、一つのたとえ話にうんうん言ってるのです。

 で、『集史』の内容は、いろんな人が論文やらで部分的に翻訳していたりするんだけれど、序文って歴史的な事件が書かれている訳でないので、ほぼ翻訳されていないから、参考にするものがないのです。「部族篇」については、ドーソンがラシードの意図について少し触れているけど、全部通して読んでみると、やはり恣意的に取りあげる部分を選別している、という気がします。

 とはいえ、書かれた意図を知らずに史料として使うことはできません。どの程度の忖度がどの方面にあるか? それを念頭に置かずに、書かれたものをそのまま鵜呑みにする訳にはいかないからです。

表紙でチンギス=ハンの本だとすぐわかるようにしたい

 まぁ、中身のことはそんな感じですけれども、コミケ用の冊子を作る場合にいつも悩むのが表紙です。

 ジャケ買いさえ狙えるような、冴えた表紙にしたいのですけれども、自分のセンスが昭和なので、なかなか通りがかりの人が見た瞬間に手に取りたいようになっていないのではないかと……。

昭和というかソ連

AIのイメージするチンギス=ハン像

 ちょうどそんな折、noteでAdobeのAIが画像生成してくれると聞き、さっそく試して見た訳ですよ。結果は……どうでしょう? 若き日のチンギス=ハンって頼んだんです!

 それが「見出し画像」。正直、誰って感じですよね(笑)。

 でもまぁ、たぶん、チンギス=ハンというと、年取ってからの肖像画が有名なので、あれじゃないと誰だかわからないのは当然かと。だから、まったく的外れと言うことでもないと思います。イメージなので。

 なお、騎馬姿にすると、このAI、なぜか女体化したり、馬の脚が五本だったり(スレイプニルか!←あれは八本脚だ!)、角が生えていたりと謎画像がいろいろできました。

 それはそれでネタとしてはおもしろいのですが、表紙としては使えないかな(笑)。

 とにもかくにも、チンギス=ハンが世間一般(?)ではどういう風にイメージされているのかを知る参考にさせていただきます。

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