「古事記」第12章「山幸彦と海幸彦/豊玉姫」12-3
美しくいるのは女性の仕事です。この筋は通さないといけないのです。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
「ダメ!」って言ってるのに、見ちゃったんだよねーーー。
気持ちはわかります。「ダメ!」って言われたら、見たいに決まっています。わかるんだけれど、そこは女性としての筋が通らないのです!!
本当は、サメだから陸に長く住めなくても、海の国と行き来して子供を育てようと思っていたけど、正体がバレて一緒にいることは不可能!!
と思ったトヨタマヒメは女中に赤子を預けたまま海に飛び込んでしまったのです!!
確かに、いくらホオリが優しくて自分のことを好きだと言ってくれていても、本当はサメでしょ!?なんて言われたらはらわた煮え繰り返るでしょ!舐めんなよ!って感じです。(ただ恥ずかしいだけかもですが。。。)
海の道筋をホオリが追って来れないように神力で堰き止めたので、ホオリに話すすべもなくなったのです。
鶴の恩返しでも、黄泉の国まで追いかけたイザナギノミコトでも、「見てはいけないものを見てしまった男の末路」はトホホ。。。なのです。
赤子は泣きじゃくって、揺らしても揺らしても泣き止まない。赤ちゃんってどうしたら泣き止むのか?途方にくれるホオリです。
何日かしてホオリの家に家に訪ねてくる者が居ました。
どこかトヨタマヒメに似ている、可愛らしい女性です。
彼女は、トヨタマヒメの妹の「タマヨリヒメ」と言って、トヨタマヒメが綺麗系の美女だとすると、彼女は可愛い系の美女です。
トヨタマヒメからの伝言で、陸に戻るのは無理だけど、子育ての乳母として自分をよこしたというのです。
そして息子の名前も授かってきたというのです。その名も「ウガヤフキアエズ」。
悲しそうなホオリの顔には深いクマができていたけれど、そのネームングセンスにちょっと笑ったのです。
でも、やっぱりトヨタマヒメが恋しくて、タマヨリヒメに「俺、すごく後悔しているから、すごく反省しているから、だから、トヨタマヒメの姿がサメだろうと関係ないから。。。帰ってきて欲しい」
タマヨリヒメも海の住人なので陸に長い時間いられるわけじゃなかったので、海に戻る時があってその時にトヨタマヒメに伝えても、歌を送っても、トヨタマヒメは頑なに戻ることはしませんでした。
タマヨリヒメは頻繁に海と陸を行き来してはウガヤの成長や歌などを伝えてくれていました。
トヨタマヒメから「琥珀は穴に通した紐までキラキラ輝かせるけれど、真珠みたいなあなたの輝きには敵いません」ホオリのことが大好きなのが伝わる歌です。
それに対してホオリは「つがいの鴨が羽を休める遠い遠い島で一緒に夜を過ごした君のことを、今でも忘れることができないよ。。。きっと、俺がこの世に生きている限りはずっと。。。君を忘れることはできないだろうな」
両思いじゃん!!でも、会えない!!
乳母がそのまま側室になることも珍しくなかった時代なのに、ホオリは妹のタマヨリヒメをそんな目で見れなかったのです。トヨタマヒメが気遣ってくれたんだろうけども。。。
妹にすら全然心が動かないんだから、もう一生他の人とは恋なんかしないんだろうな。。。(好きな人に会えないのは辛いのです。でももっと辛いのは嫌いな人と会っていること!!好きな人がいるだけでも人生は楽しいってことで。。。)
ということで、ホオリは、行き先のない熱い想い(?)を「可愛い、可愛い、ウガヤきゅん!!」に向けてメロメロな親バカになるのです!!
ちなみに、ホオリは寿命が尽きる580歳まで独身!!トヨタマヒメ一途だったのです!!
次回は、ホオリ一押しの「ウガヤきゅん」のお話です。
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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