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ペースを落としたいと思っていることについて

利益の為、利益の為とするから
いつも人手が足りなくて

人手が足りないという事は、仕事の受けすぎで

でも仕事をたくさんしないと会社の利益が出ないじゃないか?
と言われれば、じゃあその利益を作る仕組みが、もう古くなってるんじゃないか?と思う

少人数でも社員にやる気があれば、利益が上がるだろう

だけど、やる気を出そうにも、やる気を出す気力がもう残っていないのだ

世の中のペースが速すぎる

もっと豊かに、もっと快適にとペースを上げた結果
まだ出来る、もっと出来ると終わりなく追い立てられ

付いて行けなくなった人から、心と体を壊し
病院にかかる

病院にかかるにもお金が必要で
そのお金を補うために税金が上がり
健康な人が疲弊する

疲弊はイライラにつながり
イライラは他者を傷つける

一番大切な家族でさえも傷つける

世間は家族を作れとすすめて来る
子育て世代応援!と歌う

しかし、それを受け入れる気持ちの余裕がどのくらい残っているだろうか

最低限生きるために何が必要ですか?

5分の時間を待てない人が、1日何時間もSNSをチェックする

機械の処理スピードは速くなったはずなのに
社員の余裕はない

簡単に物を作れるようになったら
その物自体の価値が下がり
利益を作るために、もっと、もっととペースがあがる

人間は疲弊する

1人ペースを落とそうとすると、甘えだといわれ

周りのペースに無理をして付いて行くと
心が限界を迎える

心の病になったら病院にかかれと言われ
お金がかかる

いつも人手がたりないのから、病気が治れば
また戦場へ駆り出される

1人付いて来れなくなると、その1人分を
健康な人がカバーする

健康な人は疲弊する

付いて来れない人を救い上げるんじゃなくて
一緒にペースを落とすきっかけにして欲しい

頑張っている人がさらに頑張って
潰れてしまう事がないように

目先の解決じゃなくて、根底を見直すきっかけにして欲しい

みんなせっかく生まれてきて、せっかく生きているんだから

生きるために本当にそのスピードは必要か
生きるために本当にそんなに物が必要か

私は1人ペースを落としたい
ペースを落として、まずは自分を満たしたい

満たして、満たして、溢れるほどのどうしようもない余裕が出来たら
それをまず身近な人に、少し分けてあげる事から始めたい

身近な人の心を少しでも満たせたら嬉しい

そして、その余裕が、また次の人を満たす事につながる事を願う

いつか世の中が優しい空気で溢れることを願う

子育てにお金が必要って?

それはそうだろう

だけど、そもそも現代に、その余裕がないように思う

せっかく生まれて来たのに親のピリピリした顔を見たいだろうか?

子供の為に頑張る!と心をすり減らしながら仕事をする姿を
果たして見たいだろうか?

子供は、親のご機嫌な顔が大好きだ
自分の為にご機嫌になれない姿を見たいだろうか

子供は、親のご機嫌な顔が見たい
小さい時から、疲れた親に気を使い、自分が元気にしてあげる!って
気を使わせてもよいものだろうか

大人になっても、人の顔色をうかがう毎日につながりはしないだろうか

根本を見直して欲しい

少なくとも子供が好きで保育士になった人が
子供に手をあげてしまう、世の中のゆがみ

みんなで一緒に育てましょう
素晴らしい
素敵な響き

果たして勝手に”みんな”に余裕はどのくらい残っているでしょうか

だれしも素敵なことには賛同したい
だけど、もう賛同する気力が残っていない人がいて

その人は自分を責めはしないだろうか?
責めて、責めて、疲弊して
それが表に出てきたときに

どんな形で現れるだろうか?

量が多ければ良いというものではない
本当に必要なものは何か?
本当に必要な量はどのくらいか?

人も、物も、仕事も、スピードも
そろそろ一度立ち止まって

走り抜けてきた人に休憩を

今を生きる人も、これから生まれてくる人も
優しい世の中で暮らせますように

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