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もともと自由なのだ

最近大学を卒業した。

周りのみんなは、就職までに目一杯旅行して、バイトして、大学生の気持ちを楽しもう、そして就職しよう、そういう空気だ。すくなくともオンラインで見る景色では。めちゃくちゃいい雰囲気なのだ。

私は、就職せず貯金してワーキングホリデーに行くという目標をたてて、いまそれをやってる最中だけれど、その決断をしたからこそ本当に思う。私は住む場所が実家だから、縛られる要素がお金にはなかったので、こう言えることもあるかもしれない。

社会に出るということは、不自由じゃなくて自由だ。
もしくは、私たちはこれから自由(お金)に縛られるのだ。そして、この時代にやっと、「自由で良かったんだ」と思い直すことができると思った。私たちが、ここに辿り着いたんだ。

一昔前は、就職しなかったら、ご飯が食べられない。実際にそうだったから、人生のプランに就職が1番に来るのは自然なことであった。その考えが、親世代にあることは仕方ないことである。もはやそれを主張するのが彼らの愛なのだ。今は、アルバイトでも生活はギリギリだが、一人暮らしして暮らしていけるような時代だ。インターネットも発達して、それでお金を稼ぐことができる時代になった。

だからこそ今、就職しようが、バイトしようが、もう一回学生やろうが、誰になんと言われようが、「自分の生き方」を見つめられる今に、「もともと自由だったんだ」と再認識したい22歳の春である。
 
何を選ぼうが、なぜ今自分がここにいて、こんなに苦しんでいて、もしくは幸せで、それを自分で確かめられる今。瞬間。これは自由だったのだ。
その中で、就職するというのに辿り着いたんだ人、何か他の生き方に辿り着いたひとはそれぞれ、自分が自由であるという認識のもと、選択をしたと信じたいのである。そうであってほしいのである。

それが他の人からの意見や選択でも、絶対に後から自分のものにしたいのである。それが、自由ということだから。

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