壺

 
電車で少し行った場所にある銭湯的なところに行った。

いろんな種類のお風呂があって、中でも壺湯といって壺のような風呂釜のお風呂が気に入った。おばさんたちがみんな手足を壺湯の淵に出し目を瞑って空を仰いでいるのが羨ましくて、遠くからずっと壺湯を狙っていた。（3つしか壺がなかったから満席（湯）だった）

壺が空いた隙にサササと壺湯に入ったらこの上なく気持ちよかった☺️
手足を壺から出し、尻を沈ませて身体が下り曲がるような感じで入ると自然と空が仰げて最高だった。そして壺を独占できる優越感。
また壺湯に入りたい。

お風呂に行く前に寄ったベトナム料理のお店ではフォーと生春巻きを食べた。今まで食べた生春巻きの中で一番おいしかった。今日は全てがうまく行く日♪

帰って夕飯を食べながらブレイキングバッドを観た。
男の人は家族を養うという使命のようなものを感じすぎだ。夫はわたしと結婚しようと決意した時将来にかかるお金を計算したらしい。それが見えてきたらプロポーズをしたようだ。

「80歳まで生きるとして、仮に子どもが2人できたとしたらこれだけのお金がかかります」
「ハイ。」
「俺はこのくらい稼いでいくので、貯金がこれだけあったら安心です」
「ハイ。」
「俺はこのくらいの貯金があります」
「ほぉ」
「君は働いても働かなくても大丈夫」
「エッ」

働かなくていいんだ☺️
うれしくなったけど、働くよ。たぶん、子どもを産んでも働くよ。

でも、働かなくていいんだ☺️って思いながら働けるからかなり気分が楽だ。働かなきゃいけないとしても働かなくていいと思って働こうっと。

何？

☺️

おわり