ウルトラマンブライト 1話 プロット風書き出し


夜 とある丘の上

上空に大きなヒビが入る
そのヒビからは青白い光が漏れ出ている

丘の上には防衛隊が備えている

防衛隊の隊長と副隊長が先頭でヒビを見つめてたその時、ヒビ割れが大きくなる!

ヒビの隙間より両手指のようなものが飛び出す。

指に力が込められていく

ガバッ!!と勢いよくヒビが開かれた

防衛隊の目の前に現れたのは巨大な人のような姿をした「光」。

この瞬間、この次元で、戦いが始まる。

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「ブリッジデイ」と呼ばれたヒビ割れ騒動から5年

世界中のあらゆる場所で怪奇現象が起こるようになっていた。

飛行機や船が失踪してしまう
牧場から家畜が消える
空が異様な色に変わる

など症状は様々である。

これらの異常現象を研究するため組織が設立

日夜、異常現象の解析に勤しんでいる。

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作戦室

任務に出ていた主人公が帰投。

隊長「ご苦労様。特に異常は見られなかったようだな。」

主人公「はい。最近多いですね、異常波だけ感知して何もないことが。」

「異常波」
組織はこの周波数の動きを絶えずチェックしており、この周波数が大きく動いた時、異常現象が起こるのである。

分析官「す、すいません…。でも、確かに異常波の数値は大きく動いてるんです…」

異常波監視担当の分析官が申し訳なさそうにする

主人公「いやいや、分析官さんが悪いなんて思ってないですよ。」

副隊長「未知の現象を相手にしているんだ、そんな時もあるさ、5年経った今でも分からないことだらけなんだからな」

パイロット「でも不思議だよなあ、頻繁に異常波が乱れるのに現地行ったら何の異常もないなんてさぁ。」

主人公と並ぶ戦闘機乗りの名手がボヤく。

隊長「何かが起こる前触れでなければいいが…」

その時、警報が鳴り響く!

分析官「異常波の数値…見たことないレベルで跳ね上がってます!場所はS地区!」

主人公とパイロットがそれぞれの機体で出撃する


パイロット「なんだあれ!?」

一面ガラス張りのビルが激しく輝く

ガラス面には巨大な生物のようなものが映し出されており、ガラスの中で蠢いている。

主人公「あの向こうにいるのか…?」

パイロット「向こうって…どこだよ…」

ガラスがさらに激しく輝き、巨大生物がビルから巨体を現した。

巨大生物には大きな尻尾と羽のようなものが見える。

分析官「体長…50mはあります。あんなのが暴れたら…」

隊長「主人公!パイロット! その怪物を避難場所から遠ざけるんだ!」

命令を了解した2機が巨大生物の気を引く

副隊長「隊長、市民がパニック状態で避難が遅れています。」

避難誘導班を率いている副隊長から通信が入る

隊長「あれが…脅威というわけか…」

何かを知っているそぶりの隊長

巨大生物は大きな体を前進させ、街を破壊していく。
振りむけば、尻尾がビルを崩し
一歩踏み込めば、地面が割れる

パイロット「このままじゃ、被害が広がる一方だ」

飛び回る戦闘機に嫌気がさしたのか、巨大生物は
パイロット機の方に目を向ける

主人公「!?…何をする気だ…」

巨大生物に口内に黒い光が立ち込める

大きく口を開き、黒炎が発射される

パイロット「えっ…」

炎に飲み込まれる戦闘機

しかし、飲み込まれたのは咄嗟に助けに入った主人公機だった

主人公「うわああああ!!」

爆発する機体

パイロット「おい…嘘だろ…」

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まぶしい…

さっきの炎が目に焼き付いているのか…?

いや…でも熱くない…

というか、温かい…

ゆっくりと目を開けると、
キラキラとした光の空間が広がっていた

ああ、これが天国ってやつか…

ん…? なんだか大きな光があるな…

人みたいな形してる…
天使?

大きな光の方向へ手を伸ばす

?「ほう、さすがは別次元の戦士…既に戦う準備はできている、ということか」

光から声が聞こえた

主人公「えっ戦士? いや、準備どころか、死んじゃってるんだけど…」

?「君は死んでなどいない。ここからが本番なのだから」

主人公「さっきから何を言っているんだ…? あなたは誰だ?」

?「ふっ…先ほどの炎が余程効いたみたいだな…
  まあいい、私のことはあとで思い出すだろう。
  時間が惜しい、さっそくいくぞ!」

光の大きな両手が主人公の体を勢いよく包み込む

主人公「えっ! なに!? うわああああ!!」

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主人公機を落とした巨大生物は次の標的に狙いを定める

パイロット「っ…! やばい!!」

隊長「パイロット! 逃げろ!」

巨大生物が炎を吐き出した瞬間、
パイロット機が青白い光に包まれた。

空を切る炎

獲物が消えた巨大生物は混乱する

パイロット「なんだなんだ!? 何も見えねえ!」

光が落ち着き、姿を現したのは…
全身から光を放つ巨人だった

パイロット「なんだよ…これ…」

他メンバーも驚くなか、隊長だけが、毅然としている

隊長「来てくれたか…」

機体をそっと地面に置き、巨大生物に体を向ける巨人

巨大生物が威嚇の叫びを上げ、戦闘が始まる

巨大生物が右腕を振り上げ、巨人に攻撃

左腕で受け止める巨人、体から光の粒子が弾け、空中に留まる。

隙を見せた巨大生物にエネルギーを込めた右の拳が突き刺さる。

痛みに怯む巨大生物

距離を取り、炎を吐く

空中に飛び、炎を回避

先ほど、弾けた光の粒子を操り巨大生物にぶつける

光が弾け、巨大生物に小ダメージが入る

怒った怪獣は羽を伸ばし、空中戦に持ち込んだ

口から炎の弾を打ち込む巨大生物

弾を避けながら、こちらも光弾を打ち込む

打ち合いながら、徐々に距離を縮めていく

間合いに入ったところで、巨大生物の尻尾を掴んだ巨人

大きく振り回し、地面にたたきつける

怯む巨大背物

巨大生物の対面に降り立つ巨人

両腕にエネルギーを充填し、L字に組んで勢いよく発射!

しかし、巨大生物は咄嗟に上空に回避した

巨人の体全体が光の粒子となり、光線に溶け込んだ

そのまま光線の流れに身を任せ、反対方向でL字に組んだ構えで
体を具現化する

腕に張り付いた光線を巨大生物の方へ向ける

避けたはずの光線が向かってくる

何が起きた理解できないまま、巨大生物は吹き飛んだ

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基地に戻ってきたパイロット

主人公の死に、悲しみを隠せない

が、目の前に主人公が立っているではないか

パイロット「えっ 嘘だろ…なんで!?」

主人公の体をぺたぺた触りながら、質問責めする

主人公「わっ ちょっと ぶへっ
    あの巨人に助けてもらったんですよ」

もにゅもにゅされながら答える

ほっとするパイロット

そこへ、男性が一人基地に入ってきた

その姿を見てピシッとする一同

隊長「ご足労いただきありがとうございます。会長」

会長「ああ、いいんだ、皆も楽にしてくれ」

メンバーの方へ振り向く隊長

隊長「皆に話しておくことがある」

基地のモニターがピカッと光り、先ほどの巨人に似た雰囲気のエネルギー体が映し出される

隊長「5年前のブリッジデイについてだ」

ウルトラマンブライト 第一話 「開かれた扉」 完



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