ウルトラマンブライト 草案


異次元からやってきた巨人、ブライトと防衛チームたちの
絆の物語

本編までのあらすじ

あらゆる次元の支配を企む「次元王」がブライトの暮らす次元に
侵攻してきた

ブライトたちは抵抗するも追い詰められていく

そこへ、銀色の戦士が突如として降臨する

天を衝く2本の羽を背中に携え、胸には赤いコアを燃やす

右腕と右ひざを地面に突き立て着地した衝撃で
彼の後ろには炎が広がり、一瞬、敵の動きが止まる

銀色の戦士がゆっくりと立ち上がり、視線を向ける。
ブライトたちの頭に声のようなものが響く

「諦めるな」

そして彼はすぐに飛び去って行った

彼の登場によって戦況が大きく変わったわけではない

しかし、不思議と勇気が湧いてきた

ブライトたちは最後まで諦めることなく、抵抗を続けた

諦めずに戦い続け、ブライトたちの間には、より固い絆が芽生える

その時、彼らの体が輝き始める。

絆が彼らの体に流れる潜在的能力を覚醒させた。

光の戦士となったブライトたちは次元王に勝利する。

敗走する次元王は次元を超える装置を残していった。

ブライトたちは次元を超えて、次元王と戦う戦士となった。

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戦士として戦い続けていたブライト達の次元に
力を増幅させた次元王が再び侵攻してきた

長い戦いの中で大きくパワーアップしていたブライトだったが、
次元王の侵攻はより強力なものとなっていた。

次元王の攻撃により、あちこちの次元に裂け目ができる。
その一つに地球の次元も。

次元の光を全て吸収し、完全体となるブライト

最大の力を込めた光線が次元王を次元の狭間に封印する

力を使い果たし、膝をつくブライト

次元王は必ず復活する

自分たちだけではなく、他次元の戦士の協力が必要だ。

ブライトは仲間に告げる。

「より多くの次元に警告を出す。そして、次元王との戦いに備えるんだ。」

戦いでできた裂け目から各次元に警告を出しに行く戦士たち。

ブライトは目についた大きな裂け目に手を伸ばし、扉を広げた。

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地球

夜空に大きな裂け目が伸びている

防衛隊は丘の先に集まり、裂け目を観察している。

その時、裂け目に指のようなものがかかり、
ぐぐっ…と力が込められる。

勢いよく裂け目が広がり、巨大な人のような形をした光が
現れた。

防衛隊の隊長と副隊長が驚いて前に出る。

巨人は大きな両手で目の前にいた二人を包み込んだ。

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光が溢れる謎の空間に立つ隊長と副隊長

目の前に人型の光が現れた。

「突然申し訳ない、私はこことは別の次元からやってきた異次元人
 ブライト。君たちに警告をしにやってきた。」

隊長「異次元?警告?一体なんなんだ」

副隊長「宇宙は複数存在しており、隣合っている…
    いわゆる多次元宇宙論というやつですね」

「話が早くて助かる。警告というのは君たちの次元が
 異次元人に襲われる可能性があるということだ。」

隊長「その異次元人というのは君の知り合いなのか?」

「因縁浅からぬ仲と言っておこう。」

副隊長「それで、その警告を聞いた私たちはどうすればいいんだ?」

「今、あらゆる次元が不安定な状態となっている。恐らく、この次元にも
 今までには見られなかった現象が起こり始めるだろう。」

「異次元のエネルギーを利用し、装備を整えるんだ。君たちの現在の技術力を応用すれば、可能だ。」

副隊長「どうしてそんなことが分かるんだ。」

「君たちからこの世界のことを読み取った。異次元からの侵略に備えるための土壌は十分のようだ」

隊長「正直、君の話を簡単に信じることはできない。我々が異次元人からの話を素直に飲み込めない存在ということは読み取れなかったかな?」

「突然のことで本当に申し訳ない。しかし、私の話は真実である、と語ることしか私にはできない。」

副隊長「仮に異次元からの侵略があるとして、侵略者は君のような力を持っているのか?」

「私と同等、いやそれ以上の力があると考えていい。」

隊長「それでは、君の力を貸してもらうというのはどうだろう。」

「私の力?」

隊長「我々にとって、君こそが脅威にさえなりえる。より強大な侵略者に対抗するためには異次元の力が必要だ。」

隊長「先ほど君は異次元のエネルギーを利用すれば対抗力が手に入る、と言った」

隊長「私たちを信用させたいなら、君自身の力を我々に与えてくれないか。
   侵略を確実に防ぐために」

「なるほど、それで信頼を得られるなら、私の力の一部を与えよう。」

ブライトは光の結晶を隊長に渡す

隊長「これで一先ず、君を信頼する。」

「ありがとう。」

副隊長「侵略者はいつ来るんだ?」

「今は動けない状態にある。しかし、力を蓄えて戻ってくるはずだ。
 早くて、3年だ」

副隊長「3年…」

隊長「その3年で抵抗力を身に着けろ、ということか」

「そうだ。侵略者が現れた時、きっと私も助けに来る。
 それまで、準備を頼む」

隊長「君が侵略者じゃないことを祈ってるよ」

「いつかきっと、本当の信頼、絆を結んでもらうさ」

眩く光は広がり、隊長と副隊長は元の場所へと戻っていた。

ほどなくして、ブライトの警告通り、世界中に異変が起こり始めた。

異変に対抗するため組織が設立

発起人はブライトと対話をした2人

ブライトの存在と警告は極秘扱いとされた。

そして本編へ・・





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