ウルトラマンジオ13話 プロット風書き出し

13話 最終章Ⅰ「巨人大戦」


地球より遠く離れた宇宙の惑星「アルトゥー星」

科学局

一人の研究員がモニターに反応を確認する

「主任!これを…!」

主任と呼ばれた女性がモニターに目を運ぶ

主任「この反応は…。場所を特定して」

研究員が機械を操作する

主任「この星…。間違いないわ。”彼”は生きてる…!」

主任「すぐにこの星に向かうわ。準備して」

星から一隻の宇宙船が出発した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地球

主人公Aと隊長Bは教授に呼ばれ大学に足を運んでいた

教授「いやぁ、お忙しいところすいませんね。」

B「いえ、それで教授、怪獣に関する新たな学説というのは?」

教授「こないだの学会で興味深い話が出ましてねぇ」

教授「元々この地球は怪獣たちの星だったのではないか、という説なんです」

A「怪獣たちの星?」

教授「地球が誕生し、その後、生命が誕生し絶滅し、現在では人間が最も進化した生物だろう?」

教授「しかし、怪獣という生物がいるのに人類がここまで発展していることに疑問を呈した学者がいてね」

B「人類が発展する途中で怪獣に滅ぼされてるはず…ということですか?」

教授「そういうことです。まあ、あまりにも突飛な説だから学会では受け入れられなかったんですがね。私は面白いと思ったんですよ。」

A「巨人の存在がある今、どんな説だってありえないことはないと思います。」

B「仮に地球が怪獣の星だったとして、我々人類はどういった存在なんでしょう?」

教授「その学者曰く、外的存在によって繁栄を操作された生命体、らしい」

A「外的存在って…」

ピピピ!!

AとBの通信装置が鳴る

分析官F「隊長!大気圏外より謎の飛行物体が接近中です!至急基地に戻ってください!」

B「なんだって!?すぐに戻る!」

大学を飛び出すAとB

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

チームX基地

B「状況は?」

副隊長C「飛行物体の落下予測地点はV区域、既に避難が始まっており、もうすぐ完了します。我々も出撃準備は完了しております。」

B「了解。ウェポンXで出撃。飛行物体の正体が分からない今は警戒態勢で待機。」

パイロットE「飛行物体の勢いが止まりそうになかったら撃墜ってことでいいんですよね?」

B「そうだね、衝撃による被害は避けたいよ」

C,メカニックD,EがウェポンXに乗り込み出撃する

F「また、宇宙人ですかね?」

B「こんなに派手に来るのは初めてだね」

Aのネックレスが光る

A(…? なんだ? ネックレスから何かを感じる… 心臓がバクバクしてるような感覚… 動揺…?)

F「飛行物体の姿、確認! …これは…!?」

C「何が来るんだ!? F!!」

F「巨人!! 巨人が降ってきます!」

B「ウェポンX!!飛行物体を迎撃!! 落下の衝撃を最小限に抑えて!」

天空より巨人が隕石の如く急降下

その姿は堂々たる仁王立ち

大気圏の高熱をものともせず、両腕を組み、二本の脚を地球に向け急転落下である

ウェポンXから最高出力ビームが発射される。

巨人に直撃するもダメージは入らない

そのままビームを当て続け、なんとか勢いを弱める

遂に巨人が地上に着地!!

衝撃で辺りのビルがなぎ倒される

D「なんて硬さなの…」

E「本当に巨人…」

C「ああ…だが、いつもの巨人じゃない」

Aのネックレスの輝きが増す

A「行かないと…」

基地を飛び出すA

B「A…!?」

F「巨人が動きます!」

巨人は組んでいた両腕を解き、ウェポンXに向かってゆっくりと歩み始める

ミサイルと銃撃で巨人を攻撃するもビクともしない

巨人が目の前まで来たところを拳で殴り掛かる

が…片手で止められてしまう

そのまま右手を握りつぶされるウェポンX

巨人の右手にエネルギーが集まる

搭乗員に緊張と覚悟が走る

その時、巨人の背後にジオが出現!

エネルギーを収め、ウェポンXを放る

巨人とジオがにらみ合う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地球外

地球の衛星上に宇宙船が一隻

主任「やはり生きていたか…! 迎えにきたぞ…!」

感動しているのか、涙を流す主任

しかし…

巨人がジオに攻撃を仕掛ける

応戦するジオ

2体の巨人が激しくぶつかり、大地が震える

主任「ダイン!何をしている!攻撃の必要はない!」

ダインと呼ばれた巨人が答える

ダイン「なーに…主任がそこまで入れ込むこいつ…手合わせしたいのが武人の本能!」

主任「馬鹿なことを… ダインを緊急停止だ!」

「ダメです!ダインさんはこちらの遠隔を切っています!」

主任「そういうところだけ頭が回る…!」

ダインとジオの戦闘は続く

今まで怪獣と戦ってきたジオは大振りの攻撃を仕掛ける

しかし、ダインは人型、大振りの攻撃は躱され、体の急所に的確に攻撃を仕掛けてくる

防戦一方のジオ、ダインは両拳にエネルギーを纏いボクシングのようなワンツーで攻めてくる

たまらず地面に倒れこむジオ

ダインが両手で止めを指す!

ジオがアックスを召喚!

ダイン「なにぃ!?」

ギリギリのとこでダインを押し返すジオ

斧のリーチで有利となったジオは斬撃を加えていく

ダイン「ふん…やるなぁ」

両手から小さなエネルギー弾を2発撃つダイン

斧で弾を弾くジオ

勝負は互角に持ち込まれた

ダインが両腕にエネルギーを溜め始める

ジオは相手の攻撃を察知し、同様にエネルギーを溜め始める

互いに腕から光線を発射!!

光線による鍔迫り合い

光線の中心で爆発が起こる

吹き飛ぶ街並み

互いに全力を出し尽くし、戦いに一泊置かれる

突如、上空に巨大な宇宙船が出現する

ダイン「お開きか…」

船より巨大なビジョンが展開

女性が一人映し出される

女性の口が開く

「もう十分だ…下がれ、ダイン」

厳しい目でダインを𠮟りつける

「突然すまなかったな…さあ、帰ろう… タケル」

ジオに向けて優しい目と口調で語り掛ける

A「タケル…?」

タケルとは何者なのか。

地球と怪獣、そしてジオ
この星の歴史が、覆る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?