ウルトラマンジオ 4話  プロット風書き出し

4話 『灼熱の初出動』

春先にも関わらず、連日猛暑が続いていた。

気象庁でも原因が分からない。

そんな中、主人公AとパイロットE、情報分析Fが調査に向かった。

調査場所は特に暑さが激しい地域S。

Fがタブレットを操作しながら、暑さの原因を探る。

EがAに尋ねる。
「怪獣博士の目から見て、なんかこういう現象に心当たりはないのか?」

「うーん、火を吐く怪獣はたくさんいますけど、気温を高くするってのは聞いたことないですね…」

Fがなにかを発見する。
「あの山…異常に温度が高い…」

山の近くまで移動すると

「うわっ なんだこの暑さ! 外に出れねえ!」

「木や草も全部枯れてる」

「この異常事態の原因がここにありそうね」

隊長に報告。3人の調査をサポートするために戦闘機を上空で待機させるとのこと。

高温でも活動が可能な装備を身に着け、山に入る一同。

「すごい!暑さを全く感じないですね、これ」
感動するA

「怪獣が出ていないときはレスキュー活動をしているからな、
これは、火の中でも活動できるように開発されたんだ」

「まあ、少し動きづらいけどね」

大きな穴を発見。

「ここからすごい熱が出てる」

「あの…まさかこの中に入るとかじゃないですよね…?」

「そのまさかだよ。大丈夫だ。もしもの時は戦闘機に乗ってる隊長が助けてくれる。」

「もしもにならないでくれよ…」

穴に入る3人。

奥に進むと、巨大な影が動いた。

「っ! 怪獣だ!」

「あれの種類、わかる?」

「あれは、マグラーですね」

「なるほど、マグマのように熱いからマグラーってか」

「いえ、マグラーは本来、あんなに熱を持ちません。
それに火を吐いたりもしないんです。」

「じゃあ、なんで?」

「おそらく、この間の怪獣と一緒です。怪獣の生態が変化したんだと思います。」

「とにかく、原因は分かったから一旦戻ろう。対策を考えるんだ。」

その時、マグラーが体を大きく動かし、洞窟が揺れる!

体制を崩し、身動きが取れなくなる3人。

戦闘機に乗っていた隊長が降下。

複数人を同時に引っ張ることができるロープで3人を救出。

基地に戻ってきた一行。

穴に冷却弾を打ち込んで、冷やす。
動きが鈍くなったところを陸上兵器に積んだ
ミサイルで撃破、という作戦だ。

作戦決行。

戦闘機から冷却弾を撃ち込む。

驚いたマグラーが暴れる。

副隊長C「陸上班、マグラーの動きが落ち着いたら、
ミサイル発射だ。」

陸上班のAとEが了解する。

冷却弾を2発、3発と打ち込んでいく。

体を冷やされたマグラーが大人しくなる。

ミサイルを発射。マグラーに命中。

「よし!やったか!?」

動きが止まったマグラー。
直後、目を開き、暴れ始める。

襲われる陸上兵器。

アームでマグラーと押し合いになるがパワー負けする。

ひっくり返る兵器。衝撃でEが気を失う。

Aがジオに変身。
ひっくり返った兵器を元に戻す。

マグラーを抑え込もうとするも、再び体温が上昇したマグラーに苦戦。

なんとマグラーの口から炎の玉が発射。
直撃するジオ。

倒れたところにマグラーがのしかかる。

戦闘機が残りの冷却弾を全弾発射。

ひるむマグラー。動きが鈍くなる。

立ち上がるジオ。光線でとどめをさす。
戦闘機に対して、感謝のうなずき。

「いやあ、春先が涼しく感じるなんて、なんだか変な感じだぜ」

事件が解決し、通常の気温になったことを喜ぶE。

「初めての現場から大変だったな、A」
労う隊長。

「いえ、大丈夫です。やっぱり怪獣の生態が大きく変わっていますね」

「その原因を探るのも君の任務だ、A。」
副隊長Cに肩を置かれる。

「はい!じっくり研究します!」

「あの~…」
メカニックDがかしこまって発言。

「大量に余った冷凍庫のアイス、どうするんです?」

「まあ、それもじっくり…とね…」

Aの、新しい任務が決まった。

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