ウルトラマンジオ 8話プロット風書き出し

8話 「巨木伝説 前編」

街周辺の植物が枯れる、という現象が相次いでいた。

手分けして、街の花屋や、公園、山に調査に向かうチーム

どの現場でも、ある日突然みるみると枯れてしまったという。

それに最近、この地域では小規模な地震が起こる。

基地に戻ってきた一行

「地下にそういう怪獣でもいるんじゃねえのか?」
パイロットが主人公に聞く

「そういうって、どういう怪獣ですか」

「いやだから、植物のエネルギーみたいなのを吸い取って
 活動する怪獣だよ」

「まあ地震のことを考えると、そう考えちゃうのも分かるわ」
メカニックも可能性を示す

「地中を伝って生命力を吸い取ってる、までなら分かるんですけど
 鉢植えの花とかまで枯れるとなると、物理的におかしいっていうか…」
主人公は首をかしげる

「だから、目に見えないエネルギーみたいなのがあるんじゃない?」
情報分析が一言

「そんなオカルトで推測するものではない」
副隊長がピシャリ

「そうです!なにかもっと物理的な理由があるはずです!」
主人公がはっきりと言う。

「まあまあ、というか、みんな怪獣のせいだって決めつけてない?
 まだ、そこも確定してないでしょ」
隊長がたしなめる

その時、警報が鳴る

地中より、前回出現したセミ怪獣の幼虫態が多数出現した模様

「なんだ、あの数は!?」
驚く一同

パイロットが戦闘機
副隊長、メカニックが陸上兵器で出撃

セミ怪獣を次々と蹴散らしていく。

「どうやら今回は成虫になるために出てきたわけでないようですね」
主人公が分析

「じゃあ、どうしていっぱい出てきたんだろう」
情報分析は疑問に思う

主人公「普段地中にいるモノたちが一斉に出てくるとなると、
 なにか天敵が出現して、逃げてきたっていうのが有力です」

隊長「やはり、地中に何か脅威が眠っているのか」

街が大きく揺れる

地中から巨大な木のような様相をした怪獣が出現する!!

「なんだ、あの怪獣は!?」
驚く一同

「あんな怪獣、聞いたこともない」
目を見張る主人公

その大きさは今までの怪獣よりも巨大な80mである。

ウェポンXに合体し、巨木怪獣に攻撃を始める

しかし、表面の草に多少炎が燃え上がるが、
あまり効果がないと見える。

手にあたる部分からツタを鞭のように弾く

避けるウェポンX

このままではジリ貧である

現場に赴いた主人公がジオに変身

巨木怪獣と対峙した瞬間、不思議なビジョンを見る

広大な大地、巨木怪獣と戦うジオ
その両手には大きな武器が握られている

ビジョンが消え、ハッとする

今は、目の前に集中だ

エネルギーを纏った両腕で攻撃をするが、びくともしない

攻撃を続けるジオとウェポンX

逃げ回っていたセミ怪獣たちが急にウェポンXに襲い掛かるようになる

「急にどうして!?」

数で圧倒されるウェポンX、抵抗するのに手いっぱいだ。

巨木怪獣に攻撃を続けていたジオも遂にツタに捕まってしまう。

巨木怪獣の頭の緑に光のエネルギーが集まる。

急速に光合成を始めたようだ。

溜まったエネルギーを口から放出!!

直撃を受けるジオ。

遠くまで吹き飛び、力尽きてしまう。

ジオの体が消える。

「そんな…」
「巨人が…消滅した…」

絶望する一同

エネルギーを大量に放出した巨木怪獣は沈黙する

その場に根を張ってしまった。

暴れていたセミ怪獣たちが巨木怪獣の体に停まる。

なんと蛹化を始める。

このままではあのやっかいな成虫態が大量に生まれてしまう。

絶対絶命のピンチ

切り抜ける手段はあるのだろうか


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