いびきを掻いて寝ている

3歳の息子がある時言った、
「とーちゃんといっしょにねたい」
この言葉にわたしは深く傷ついた。

なぜ?
生まれてからずーーっと
かーちゃん!かーちゃん!と
わたしの背中を追いかけ回し
煙たいくらいに思っていたが、
いつの間にかその役目が
とーちゃんになっていた。

正直、旦那に嫉妬した。
悔しくて怒りすらこみ上げた。
しかし同時に、そうなるわなと
納得してしまう自分もいた。

1歳になる息子が生まれてから
3歳息子の小さな小さな要求に
答えてあげられない私が見えた。
抱っこ、おんぶ、トイレ、ご飯、
もう自分でできるでしょ!って
拒み続けていたのに気がついた。
息子はその満たされない要求を
答えてくれる旦那に甘えている。
至極、当然の流れである。

…でも
そうだと頭で理解はしても
悔しかった。悲しかった。
もう時間は遡れないので
今から努力するしかない。
どんなに小さい要求だとしても
見逃さず、答えてあげたい。

久しぶりに旦那が友人と夜遅く
出掛ける日が今日だった。
また「とーちゃんとねたい」
と言われ、傷つくのが怖かった。
案の定、布団を引き始めると
「かーちゃんのふとんひかないで」
と、泣きながら訴えてきている。
ぐっっとこらえて寝る準備に入る。
子ども二人の間に川の字になって寝る。
3歳息子と手を繋ぎながら今日一日の
出来事をひたすら話して話して。
最後に大好きだよもたくさん伝えて
ようやく息子は寝入った。

まだまだ彼の心を満たすには
愛情が足りていないだろうけど
少しでも取り戻せるように
毎日努力を続けていきたい。
可愛い息子の寝顔を見ながら
そう誓う、私なのであった。
隣ですやすやと。。。いや、
なかなかの音量でやかましい(笑)






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