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正解は必要ない!

現在、経営実践研究会という経営者団体に所属しており多くの学びや新しい出会いを頂き、かなりスローペースではありますが実践と伝播活動を始めているところです。
その中で、教育プロジェクトというものが京都の地で新たに立ち上がり私も参画させて頂くことになりました。
少しその概要をまとめていきたいと思います。

教育プロジェクトの経緯

始まりは一人の『京都の教育を変えていきたい』という強い思いからスタートしました。
戦後の教育においては学歴社会が進み、学校のいわゆる”勉強”が出来さえすれば認められ、それ以外の道はスポーツくらいです。
しかも勉強については、そもそもの『なんの為に勉強するのか』という目的が無いままに進んでしまう為、多くの事を学んでも学校を卒業し社会に出ても働くということと繋がらないケースが多いようです。

働く目的が無いから学校を卒業したら学ぶことをしない大人が増える。
出典:ベネッセ ※パーソル総合研究所「APAC就業実態・成長意識調査(2019年)」のデータをもとにグラフ化

また学校の現場では先生一人に対して30人の指導となる為、画一的なものになるのと同時に授業の進行上『正解』を生徒に求めてしまうようです。
結果的に生み出されるのは、”常に正解を探す人間”です。
”正解を探す”という事は良いことの様に聞こえるかもしれませんが、皆さんご存じの通り社会に出れば正解などありません。
社会の中では正解はなく、常に自分の想いや自分なりの仮説をバックキャスティングの思考で導き出していくことでしか道は開けません。
そうでなければ、指示を待ち、誰かの思惑で働かされる人間となってしまいます。
海外でベンチャー企業が多く立ち上がり新たな技術の開発やサービスの展開が進んでいる中、日本では大きく遅れをとっている状態です。
新しい技術やサービスの多くは、『現時点では間違い』のものであることが多いです。
つまり正解だけを求めていては決して辿り着けないものだと思います。

決して正解を求めることは間違いではないですが、そればかりだと・・・?

国力と教育

別に日本で新しいものができなくても輸入すればいいじゃない?と思うかもしれませんが、コロナになってからの各国の動きでお分かりの通り『自国優先』です。
各国の色んな思惑によって、今まで使っていたサービスや商品がある日突然手に入らなくなったり急激な値上げによって利用できない状況になることが増えてくるのではないかと思います。
そうなると国力の低下にも繋がります。

世界の中で日本は影響力を持てるのか?
その人物はどうやって育てていくのか?

話が広がり過ぎてしまいましたが、国という単位において次世代の育成は一番の力です。
自国の為に自分の力を最大限発揮し貢献しようと志す人材が育成できなければ国家が存続していくことは不可能です。
そういった教育の重要性について教育現場に携わる方はもちろん、親、地域、社会が認識できていないことは大きな問題です。

そして何より『自分の想い』『生きる目的』という人生を歩む中で根本の部分が醸成されない中で、正解を探し続けることになる子供たちは倖せであるのでしょうか?
自分の想いを迷いながら実現していくことが、その人の無限の成長に繋がりますし、結果的に国の発展にも繋がります。
『社会は自分の想いを持ち実践を続けることで変えられる』
誰もがそんな風に生きていける社会にしていくことが今私達大人の役割であり使命ではないかと思います。

『次世代のリーダーを輩出する』という事をブレずにやっている成基学園さん。
志の醸成に力を注ぎ、学習する目的を明確にする仕組みを作り上げておられます。

その為に、地域企業も教育機関と連携し『なんの為に働くのか』『なんの為に商品やサービスを提供するのか』という事をリアルな現場で感じて頂き一緒に創り上げていく機会に向けて動いています。
子供には大人の選択肢がありません。
親、先生、習い事で会う大人ぐらいではないでしょうか?
世の中には、色んな想いを持って色んな活動をしている人がいる。
自分の想いを持っていれば正解を求めず、もっと自由に自分の思う通りに生きていけるという事に気づいて頂けるような場を創っていきます。

興味のある方、まずは軽い関りで結構ですので一緒にやっていきましょう!

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