まりりん

ばら真理コの名前がペンネームです。 父方は江戸末期からの簪屋でした。

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ひまわりを観た〜No4

    • +2

      ひまわりを観た女達 NO 3

      • ひまわりを観て その2

        高い所から見下ろすと不思議だ 自分は、私ではない気がする。 下から見上げると わからない。でも、有り難く確かなのは空気と 景色と自然は澄んでいる。

        • ひまわり見て踊る女達 その1

        ひまわりを観た〜No4

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        • 龍の落としたもの
          1本

        記事

          ふわりところんだ

          ふわりところんだ

          ふわりとはじまった

          ふわりとはじまった

          芳子さん

          私ね、癌になっちゃったんだよ。 開口一番、芳子さんは芳子さんのいつもの お喋りの続きのようにあっさりと 人ごとのように電話口で呟いた。 知ってるよ、半年前、夏前に聞いたもの。 とわたし。それもさ、ステージ4なんだって。 ずーと病院を、出たり入ったりしてたのよ。 深刻な芳子さんの告白に私は それで、今はどう? 暗雲はどのくらい?とまるでお玉で 鍋の中身を聞くような軽さで聞いた。 入院してね、人生初めての体験だからね 、この際病院ってどんな感じ?と思って 入ってみたらね。周りの人

          芳子さん

          龍のしゅわしゅわしゅるる

          あーあ 誰かいないかな 暑過ぎて、だーれも龍のいる 夏の青空を覗く人いません。 しゅわしゅわしゅるる あれ? 猫じゃらしの軍団が尾っぽを ゆらしながら踊っている 何をしているの? 今日でお盆はお終いでしょ。 だから踊って御見送り ありがとう ありがとう ありがとう しゅわしゅわしゅるる ありがとう ありがとう  ありがとう ありがとう そうか。そうなんだ。龍は 一緒に御空に踊って、誘導します。 気をつけてお帰りくださいね。 ありがとう ありがとう。 またね。ありが

          龍のしゅわしゅわしゅるる

          夏の夜

          なつのよる 月は海に浮かんだ 月は魚になりたいと するする 降りてきて すいすい 泳ぎ出しました ああ なんて 涼しい! ひとしきり 泳ぐと 魚にも 海にも ありがとう するすると 月に帰って行きました。

          龍の落としたもの

          龍の落としたもの

           龍の落としたもの

           真夏の青い空に龍は   ゴルフの練習です。  あれ? 青いゴルフボールって  君だったのか     ごめんね。  龍の牙に乗って沼にチャポーン と   落っこちた     アマガエル。  

           龍の落としたもの

          お日様 待ってー! より

          お日様 待ってー! より

          +3

          お日様 待ってよー。

          お日様 待ってよー。

          +2

          今日は七夕ね どうなの? あなたは

          今日は七夕ね どうなの? あなたは

          甘夏のマフィン 

          あった あった! 今日は金曜日。錦糸町の映画館の帰り道 急に甘夏のマフィンとコーヒーで 今日を締めくくろうと思い立つ。 夕方の店は、客もいて、私の欲しい あ ま な つ。まだ残っている? ありました。夫と私で2個を注文。そして ピーナッツが入っているクッキーをさらに 一枚。 自転車に乗って家に向かう 食べたいものがあり、手に入る幸せ。 モンキーpodの若い女性店主の作るケーキは 優しく季節を包む。70歳過ぎた私。 優しい事、物、食べ物、音楽etc に包まれたい。さぁ 今度

          甘夏のマフィン 

          江戸の花魁 きよ

          梅が咲き始めた。 お年寄りも子供も梅が咲く頃になるとうきうきして 空を見上げる。 白い梅の香りは柔らかくつんとしている。 甘酸っぱい春の匂い。 初夏 上野の不忍池には蓮の花がゆらゆら揺れている。 きよは蓮の花が大好きだ。 小さい頃 おばあちゃんのお縫いさんに 連れられてよく見に行った。 弁天様にお参りをする。お賽銭を投げると心地良い チャリンとした音。そして池に作られた橋を渡って 大きな蓮の花を見に行く。蓮の葉がびっしり 茂っていてその間から四方八方に伸びた蓮の花。 きよ

          江戸の花魁 きよ