![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133226858/rectangle_large_type_2_9144c61b1f65725d1e6a1f50b2801c38.jpeg?width=1200)
金継ぎ修行中 短期受講して4カ月の今
2023年11月に、3泊4日で4日間の金継ぎ短期受講をしてから4カ月
今回は割れた器の修理にも挑戦しました。
完成品はこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1709818778698-e0yOxBi4XY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709818856721-ZU0c28PCHI.jpg?width=1200)
苦労したところ
1.写真上の方の器は釉薬がついていると思っていたのですが、
うっすらとしかついていなくて、
錆漆を削るときに耐水ペーパーで擦すり過ぎてしまいました。
そこで、2度目に再度錆漆を盛ったときにはマスキングしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709819078155-RgJz2L6hPk.jpg)
2.器の内側の錆漆を削るとき、カッターでは削りにくかったので、
彫刻刀を使うと上手くいきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709819236779-Gfrl2e1CcK.jpg)
今回は欠けた部分を麦漆で接着させた後、錆漆を盛るための溝を掘るためにリューターを使いました
初めてのリューターでしたので、なかなかきれいには線が引けず苦労しました
この2つ以外にも、私が一番初めて修理を手掛けた黄瀬戸のお皿も完成しました。これは欠けた部分が多かったのでかなり時間がかかりましたが、
これを仕上げるために何度も錆漆を盛り重ね、その度に乾燥と削りを繰り返したので、スキルを磨くことができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709819569035-vZAUlrIsFQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709819599713-9sisgHuwNr.jpg)
「黄瀬戸の高台部分」の写真を見ていただくと、
お皿の側面部分の半分までしか釉薬が付いていません
下半分と高台部分は釉薬が付いていないので、マスキングテープを細かく張りながら作業をしました
現在も黙々と作業を続けています
割れた器の修理では
・麦漆の粘度
・割れた壁面の処理
・割れた破片と本体の接着でのずれ
・ズレが生じたときのやり直し
・ムロに入れる期間
等、ひとつ一つの作業で「これはどうすればいいかなぁ」と考えることが多く、やり直しの連続です
でも、そうやって考えて上手くいったときは嬉しいですね
また完成品ができたら記事にしようと思っています
読んでいただき、ありがとうございます
とても嬉しいです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?