上の子のADHD診断は夫との関係修復の為でもあった

こんにちは。
ふたりの発達障害者の子の母、co-changです。
ご訪問ありがとうございます。

上の子が成人してからADHDの診断を受けようと決断した(させた)理由をお話しようと思います。

上の子は、知的障害はなく学校の成績は中の上くらい。学校生活で多動や衝動性が問題になることもなく、友人も多い定型発達児として育てました。

しかし、中学生くらいから、不注意が目立ちはじめ、母である私に対して遠慮無く暴言を吐いたり、社会や人間関係における文句や不満をぶちまけてきて言い争いになることも多くありました。
機嫌が良い時は年齢以上に甘えたりと、子どもが親にとる態度として普通なのかもしれませんが、そのツンデレの波の激しさに私が耐えられず、距離を置くことさえありました。
上の子の同級生のママ友にこのツンデレ具合を話しても、唖然とされ引かれることもあり、話題にする事を躊躇うこともありました。

もちろん、愛情を持って育ててきました。今もその気持ちに変わりはありません。

このADHDの診断を受ける決断をしたのは、上の子自身。ADHDかもしれないと気づいたのも本人です。

(私は母親の勘か、少し前から薄々、気がついていましたが)

診断を受けたとしても、わが子には変わりはなく、今まで通り上の子をサポートしていくつもりで、精神科の受診を後押ししました。

診断を受ける後押し。

その理由の一つに、父親との関係修復がありました。

以前もこのnoteで書きましたが、ASD(自閉スペクトラム症)傾向のある父親(夫)と上の子は幼い頃から決して良い関係とは言えず、今でも同じ家に住んでいるのにほとんど会話はありません。

私を通じて用件を伝えてきます。

そして、お互いの相手への不満を私にぶつけてきます。

お互い話し合う勇気は無いのです。
(私の愚痴です)

愛して欲しいように、愛してくれない。だから、相手が憎いのです。

しかし、お互い特性が全く違うのですから、理解し合えないのも仕方ありません。


上の子も自分の飽きやすかったり、不注意な特性を嫌悪しながらも自分なりに頑張ってきた事を、結果だけを見て努力が足りないと一挙両断する白黒思考の父親。

言語性IQが高く、自分の主張ばかりを饒舌に話しすぎてしまう上の子に対し、結論を求めすぎる父親。

上の子が本心は父親を求めていることを何度伝えても、もう遅い、受け入れられないと言う父親。

私も両者から責められ続け疲れ果てました。思い切って、家族別々に暮らしたほうが幸せではないか、そう思うようにさえなりました。

夫は一人でも生きられる。しかし子ども達だけでは無理。私が子どもと家を出ると夫にも告げました。

しかし、上の子が求めていたのは、

両親の不仲ではなく、
仲の良い家族でした。

もう一度、踏ん張るために
私も変わる必要がありました。

夫の顔色を見て過ごす生活をやめました。
話し合いの時間を定期的に持ち、頭の回転が速く、知識も豊富な夫に言い負かされないように、事前にメモをとり言いたいことを整理しました。
そして、嫌なことは、嫌と言える勇気を持つように努力しました。

今、ADHDの診断を受けて、少し夫の意識も変化しつつありますが、上の子との溝はまだ確かに存在しています。

目に見えない鬱病やADHDは夫には、理解不能なのかもしれません。

しかし、私達親子の関係修復は始まったばかりです。

次回は、上の子と下の子に対する夫の態度の違いについてお話しようと思います。

お付き合いいただけたら幸いです。


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