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両親と私

幼い頃、私はいじめられっ子でした。
それもハンパないイジメ。
小学校の頃、校門をくぐり生徒玄関へむかう私に、校舎の窓から
「ぶーす」
「ばーか」
「でーぶ」
「来んなよー!」
「○ね」
数々の罵声を浴びながら学校に通う毎日。
校舎に入ってからも廊下の両脇にはいじめっ子が並び同じように罵声を浴びる中、教室にむかっていました。
靴をハサミで切られてゴミ箱に捨てられたり、椅子に画びょうが置かれたりと、思考を凝らしたイジメをたくさん受けました。

だけど、私、皆勤賞だったんです。

絶対に負けたくないという意地もあったけど、それよりも両親に知られたくなかった。
私は両親のことが大好き。
私をたくさん愛して育ててくれました。
そんな両親を悲しませたくなかった。
「明るくて元気でみんなの人気者!」
そう思っている両親のガッカリする顔を見たくない!

毎日イジメに耐え、家に帰ったら楽しかったと嘘をつき、両親の思う私でいようと頑張りました。

今振り返っても私強いなって思います。
よく頑張ったねってほめてあげたい。
よく生きてたね!えらいよ私!

でもさ、そういれたのって両親が愛してくれてたからだよね!
愛されるって凄いよ。
どれだけ人にパワーをくれるんだろ?
どれだけ救われたんだろう?
本当に感謝しかないよ!
ありがとう!

大人になってから両親に真実を伝えたら
めちゃくちゃ驚いた顔して
「気が付かなくてごめんね」
って言われたけど
気が付かなくてよかったんだよ!
気が付かれてたら、今私はいない気がするもん。
気付かれなくてよかった!!
私、偉い!!

社会人になってから、イジメのリーダーだった子に偶然出会ったんだけど、めちゃくちゃオドオドビクビクして私の目を1度も見なかった。
彼女も私をいじめてたことで心が傷んでたのかな?
大丈夫だよ、私は恨んだりしてないよ!
あの頃があったから、今の私が出来てるって思ってるもん。

でも、イジメは絶対にダメ!!

みんな、私みたいに意地っ張りじゃないからね。
イジメはやめようね!

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