見出し画像

【ゲーテの言葉を読む】ジンクスと雨について

少しずつ季節は秋から冬に。今の季節は感受性もより活発になる気がします。
芸術の秋。読書の秋。執筆の秋。
文章を綴るのに最適な季節ということで、趣味としてnoteをはじめます。

突然ですが、皆さんには自分だけのジンクスというものはありますか?

物心がついたときからずっと心の根底にあるもの、これだけは守っているというもの、あるいはシンパシーを感じるもの、など…。
たいていの人はなにかしら小さなジンクスを持って生きている、と私は目論んでいるのですが、いかがでしょう。

初回は、私の小さなジンクスである雨とのつながりについて少し書いてみます。皆さんも自分だけで大切にしているジンクスについて考えながら、ちょっとした休憩や時間潰しに読んでもらえたら嬉しいです。

雨はハレの日!というジンクス

なにかが崩れるとき・決意をしたとき・転機が訪れたとき、気がつくと外は雨。偶然としかいいようがないけれど、私にはなぜかそういったジンクスがあります。

雨は、自分を変えてくれる。

雨が降る日は、晴れている日よりも五感が刺激され感情が動きやすくなるからなのか、雨がアクションを起こす勇気・強さを私に与えてくれているのかも…。

雨との不思議なつながりにより、物心がついたときから雨はハレの日!なにか良いことが起こる!という考えが芽生えるようになりました。
よって雨の日、私はいつもワクワクしています。

雨の魅力に出会う

雨と、ゲーテの言葉

雨へのシンパシーについては前述しましたが、ここでは雨について偉人が残した言葉からさらに深く掘り下げます。

雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。
それが真の自由というものだ。

ヨハン・ゲーテ-世界の名言・格言集「名コレ」

以上は、ドイツの作家であり詩人であるヨハン・ゲーテが残した言葉です。
私はこの言葉を知って感銘を受けました。

雨が降ったら傘をさす、といった常識・固定概念にとらわれないことが生きるうえでの本当の自由である。
常識からかけ離れているもの・普通と違うものを徹底的に排除する組織の協調性が尊重される中で、
身体から湧き上がる衝動が踊りになるように、信念・発想や感情を殺さないで生きるべきであるという、エールのような言葉だなと…

自分のジンクスとゲーテの言葉。無関係のようでいてなんだか根底ではしっかり繋がっている気がして、思考を巡らせずにはいられません。

雨の中、傘をささずに踊ること

ここではなぜゲーテの言葉に惹かれるのか、私が感銘を受けた理由について書いていきます。

人の相談に乗るとき、私ってこの人にとって所詮他人だよなあ…と思うことがよくあります。
というのも、私は人の思考と少しずれているのが常。周りからもそれは違うよと言われることが多いのです。
(雨の日にワクワクするあたり、お気付きかもしれません。)
本当は、違う。本当は、こう思う。本当は…。
なんだか私だけ違うようだ…という違和感は昔からですが、そんな違和感が雨やゲーテの魅力に気付かせてくれました。

自分だけの本当の自由をなくさずに生きること。

大人になるとは本当の自由を捨てて生きることだと、残酷にも現在の私は知っていますが、
ゲーテの言葉に出会った学生時代、この言葉が私に勇気を与えてくれました。

書くこと、まとめ

書くことは唯一開かれたドアから光が差し込むようであり、それはゲーテの言葉がもつ希望に似ています。

自分の思考や今日考えたこと、偶然出くわした面白かったこと、だれかにシェアしたいこと….書いて発信することで読み手に伝わり、そこでは個性が尊重され人権が尊重される。気軽に。より簡単に。
私がnoteを始めた理由の1つ、「書くこと」の意義はそこにあります。

だれしも本当の自由を小さく宿して、今日を生きていけますように!

というわけで、ここまでつらつらと書きましたが、記念すべきはじめてのnoteを終わります。

これからぽつりぽつりと少しずつ、考えたことを綴っていくので、もし目に止まったら箸休め程度に見てみてくださいね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?