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物価高に負けない!日常生活でできる物価対策のコツ


1.はじめに

物価高は私たちの生活に直結する問題です。
去年から続く物価高は、食品や日用品など、私たちが毎日使うものまで値上げされています。
企業はコスト増を消費者に転嫁するしか道がなくなってきました。
私たちはそのツケを払わされることになります。
約30年前、ガソリン1リットルは78円でしたが、今では190円台です。同じものなのに2.5倍も高くなっています。(この価格は記憶です。)
これでは、車に乗るのも気が引けますね。
また、40代後半の方々は、バブル期や失われた20年を経験した世代です。物価高は彼らにとっても痛手です。

今回は、物価高の原因と影響について解説し、日常生活でできる物価対策について紹介します。
物価対策は消費だけではなく、節約や投資も考える必要があります。
物価高に負けないために、一緒に学んでいきましょう。

2.物価対策とは何か?物価上昇の原因と影響

物価対策とは、物価上昇に対応するための行動や施策のことです。物価上昇とは、一般的な商品やサービスの平均的な値段が上がることです。物価上昇はインフレーションとも呼ばれます。

物価上昇の原因は様々ですが、主なものは以下の通りです。

  • 需要超過:経済が活発化し、消費者や企業の需要が供給を上回ると、商品やサービスの値段が上がります。好景気です。

  • 供給不足:天災や戦争などで生産や流通が滞ると、商品やサービスの供給量が減ります。その結果、需要と供給のバランスが崩れて値段が上がります。不景気の始まり。

  • コスト増:原材料や賃金などの生産コストが上昇すると、企業はその分を消費者に転嫁します。その結果、商品やサービスの値段が上がります。コストプッシュインフレーションとも言います。

  • マネーサプライ増加:政府や中央銀行が金融政策を実施し、市場にお金を供給すると、お金の価値が下がります。その結果、商品やサービスの値段が上がります。

物価上昇は私たちの生活に様々な影響を及ぼします。主なものは以下の通りです。

  • 購買力の低下:物価上昇により、同じ金額では以前よりも少ない商品やサービスを買えるようになります。これは、お金の価値が下がったということです。購買力が低下すると、生活水準が下がります。

  • 所得格差の拡大:物価上昇により、固定収入や低所得者は相対的に不利になります。一方、変動収入や高所得者は相対的に有利になります。これは、物価上昇に対応できる能力に差があるためです。所得格差が拡大すると、社会的な不安や不平等が生じます。

  • 経済の不安定化:物価上昇により、消費者や企業の行動や予測が変わります。例えば、消費者は将来の物価上昇を恐れて、現在の消費を抑えたり、投機的な資産に投資したりします。企業はコスト増を回避するために、生産や投資を減らしたり、海外に移転したりします。これらの行動は、経済の成長や安定を阻害します。

以上が、物価対策と物価上昇の原因と影響についての説明です。次の項目では、日常生活でできる物価対策について紹介します。

3.物価対策のためにできること:日常生活での節約

物価対策の一つとして、日常生活での節約があります。
節約とは、無駄な支出を減らすことです。節約することで、お金を貯めたり、他の用途に使ったりすることができます。

節約する方法は様々ですが、ここではコンビニのATM手数料に注目してみましょう。
コンビニのATMは便利ですが、手数料がかかる場合があります。
手数料はコンビニや銀行によって異なりますが、平均して220円程度です。一回だけなら気にならないかもしれませんが、頻繁に使うとかなりの金額になります。

例えば、100万円の普通預金を持っているとします。
この預金から毎月10回コンビニのATMを使って220円ずつ手数料を払うとしたら、どうなるでしょうか?1年間で払う手数料は220円×10回×12ヶ月=26,400円です。これは100万円の2.64%に相当します。
一方、2023年10月時点で普通預金の金利は平均して0.001%です。
100万円の普通預金から1年間で得られる利息は100万円×0.001%=10円です。利息には源泉徴収税がかかります。
税率は20.315%です。税引き後の利息は10円×(1-0.20315)=7.97円です。

つまり、コンビニのATM手数料を払っていると、普通預金の利息よりも26,400円÷7.97円≒3313倍も損をしていることになります。これは驚くべきことですね。

コンビニのATM手数料を節約する方法はいくつかあります。
例えば、以下のような方法があります。

  • 無料や安いコンビニや銀行を選ぶ:コンビニや銀行によって手数料が異なります。無料や安いものを探して利用しましょう。ネット銀行も良いですね。

  • 平日や時間帯を気にする:コンビニや銀行によっては、平日や時間帯によって手数料が変わります。可能ならば、無料や安い時期に利用しましょう。

  • 現金をまとめて引き出す:コンビニや銀行によっては、一回あたりの引き出し額によって手数料が変わります。可能ならば、現金をまとめて引き出しましょう。

  • 現金以外の支払い方法を使う:クレジットカードや電子マネーなど、現金以外の支払い方法もあります。これらの方法を使えば、現金を引き出す必要が減ります。私達の給料が、電子マネーでの振り込み実証をしていると聞きますね。

以上が、日常生活でできる物価対策の一つとしての節約についての説明です。次の項目では、消費だけではなく投資も考えることについて紹介します。


4.物価対策のためにできること:消費だけではなく投資も考える

物価対策の一つとして、消費だけではなく投資も考えてみても良いですね。
投資とは、株式や投資信託などにお金を出して値上がり益や分配金、配当金、株主優待などを得る事もできます。
投資することで、お金を増やしたり、物価上昇に対抗したりすることができます。

日本人は投資に対してネガティブなイメージを持っている人が多いかもしれません。
しかし、アメリカなどでは投資は当たり前のことです。
日本の超低金利時代にお金を銀行に預けておくだけでは、物価上昇に負けてしまいます。投資は難しく危険なものではありません。身近なものから始めてみましょう。
但し、余裕資金で行ってくださいね。

例えば、今朝あなたが食べたパンはどこのメーカーのものでしたか?そのメーカーは日本の株式市場に上場しているかもしれません。
あなたが使っている洗剤や化粧品、着ている衣服や靴、飲んでいる薬や飲料など、あなたの周りには株式を上場している企業がたくさんあります。
日常生活で使っている製品やサービスについて、自分の感想や評価を持っていると思います。
例えば、「A社の製品は品質が良くて信頼できる」とか、「B社の製品は安くてコスパが高い」とか、「C社の製品はデザインが素敵でオシャレだ」とか。
そうした感想や評価は、実は投資判断のヒントになります。
あなたが気に入った製品やサービスを提供する企業の株を買ってみるのも良いでしょう。

もちろん、株式投資にはリスクもあります。
株価は様々な要因で上下します。
例えば、経済情勢や政治情勢、自然災害や社会問題、新製品や新技術などです。
株式投資をする際には、自分の目的や期間、リスク許容度などを考える必要があります。
また、株式以外にも投資対象はあります。例えば、債券や不動産、仮想通貨や金などです。
これらの投資対象についても学んでみると良いでしょう。

投資を始めるには、ネット証券やロボアドバイザーなどが便利です。
これらはインターネット上で簡単に口座開設や取引ができます。
また、手数料や最低取引額も低く抑えられます。
手数料ゼロを宣伝しているネット証券も出てきています。
初心者でも安心して投資を始められますが、余裕資金で活用してください。

以上が、物価対策のためにできることとしての消費だけではなく投資も考えることについての説明です。
最後の項目では、物価対策のまとめとして、私たちができることを振り返ります。

5.まとめ:物価対策は自分の生活にも影響する重要な問題

この記事では、物価対策とは何か、物価上昇の原因と影響、日常生活でできる物価対策について紹介しました。
物価対策は自分の生活にも影響する重要な問題です。物価上昇に負けないために、消費だけではなく節約や投資も考える必要があります。
インフレが続く中、給料は中小企業を中心になかなか増えません。
インフレで不況に陥ることをスタグフレーションと言います。
これは避けなければなりません。
しかし、防衛をしておく必要があります。
現在はコロナが5類になり、レジャーや外出の機会が増えてきました。同時に出費も増えていきます。
このような時、投資について学んでみてはいかがでしょうか?投資は難しく感じるかもしれませんが興味が多い方も潜在的にあります。
身近なものから始めてみると楽しいかもしれません。
もちろん、余裕資金で行ってください。

投資にはメリットもあります。
株式の場合、株主優待や配当金という特典がもらえることがあります。
これらは商品やサービスの割引クーポンやQUOカードなどです。ネットや雑誌で探してみると、色々な株主優待や配当金があることが分かります。
お得感や収入感を得ることができます。

投資をすることで、お金を使うだけではなく、お金を増やすという楽しみを覚えることができます。
また副次的に株式を学んでいると、政治や金融の報道に関心がいきます。自分の金融リテラシーが幅広くなります。視野が広く持てます。

以上が、物価対策についてのまとめです。
物価対策は自分の生活にも影響する重要な問題です。物価上昇に負けないために、消費だけではなく節約や投資も考える必要があります。
一緒に学んでみませんか?



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