見出し画像

フレディ・マーキュリーと「絵画」

フレディ・マーキュリーの趣味の一つには、絵画の収集がありました。フレディ邸には様々な絵画が飾られていました。

フレディの選ぶインテリアや家具は非常にセンスが良く、インテリアデザイナーのプロになっていてもおかしくなかった、とはフレディの友人ピーター・フリーストンの弁。

フレディ自身がアートを学んでいたので、美的感覚は優れていたのでしょうね。

そんなフレディがどんな絵画を集めていたのか気になりますよね。

ということで、今回はフレディが好きだった画家をご紹介しますね。

みなさんなら、あ、知ってる!という画家も多いのではないでしょうか。


以下、ご紹介する画家のWikipediaで出てきた代表的な画像を貼り付けます。※フレディの家にあったものというわけではありません。どんな画風なのか参考にしていただければと思います。


その1、ミロ(ジョアン・ミロ)

キッチンのテーブルの横のベンチシートの上に飾っていたそうです。

「抽象絵画と具象絵画のあいだ」


その2、ゴヤ(フランシスコ・デ・ゴヤ)

ゴヤの版画作品を非常に気に入っていて、階段の踊り場に飾っていたそうです。

「着衣のマハ」

フレディがスペイン、マドリードで一目惚れしたのが、ゴヤの「聖母像」だそうです。「聖母の姿が青色、白色、金色で描かれている絵」だということで、検索をかけると、マッチしたのが「聖家族」という作品でした。

貼り付ける画像がなかったので、気になる方は検索してみてくださいね。


その3、ジェームス・ティソ

ヴィクトリア朝の芸術家、ラファエル前派の絵画も好んでいたようです。ジェームス・ティソの女性の肖像画を部屋の一角に飾っていたそうです。

「日本の品々を眺める娘たち」


その4、ルイ・イカール 

ルイ・イカールの版画を大量に収集していて、そのうち22枚も部屋の壁に飾っていたようです。アール・デコ期の画家だそうですが、貼り付けられる画像がありませんでした。

個人的にはルイ・イカールの作品は繊細で好きです。探してみてくださいね。

その5、ダリ(サルバドール・ダリ)

ダリの版画シリーズを多く収集していたようです。

「記憶の固執」


フレディのお気に入りの芸術家の多くはスペイン、カタルーニャ出身で、ガウディ、ピカソ、こちらのダリ、上でご紹介したミロ、などがいました。

その6、シャガール(マルク・シャガール)

暖炉の上には「色彩の魔術師」と呼ばれたシャガールを飾っていたようです。

貼り付けられる画がなく。
ご本人であしからず。

シャガールといえば独特のタッチと色使いが魅力的で、好きな方も多いのでは。

ちなみに…

マティス(アンリ・マティス)の絵を見たフレディは、「(こんな絵)自分でも描ける」と言い放ったとか。


その画家の絵がこちらです。
どの絵のことをフレディが言っていたのか定かではありません。

「赤いハーモニー」
貼り付けるのに気が引けましたが、
フレディに免じてお許しください。
(言われてみれば…?いや、私には無理)


フレディは風景画や静止画よりも、人物画を好んでいたようです。

浮世絵と日本画

上記の画家以外にも、日本の芸術を収集するために作られた「日本間」には、浮世絵や日本画が飾られ、フレディは作者を見分けられるほど詳しかったそうです。

日本が大好きだったフレディは、浮世絵や日本画など好きな作家の作品は、他の人の手に渡る前に自分が手に入れたい衝動に駆られ、来日中はあちこちへ出かけて買い漁っていたようです。


こんな風に、フレディの邸宅、通称ガーデンロッジはまるで美術館のように洗練されたインテリアで飾られていたそうです。インテリアデザイナーを雇ってはいたものの、ほぼフレディのセンスで配置や配色は決められていたということです。

かの名俳優、ダスティン・ホフマンがインテリアの参考に、とフレディ邸を訪れたことも。


そんなフレディの邸宅が売りに出されるということで、内装に想いを馳せながら記事にしてみました。


皆さんの気に入った、あるいは気になる画家はいましたか?


かく言う私は美術の知識はほぼ皆無です。フレディの好きな画家だけはかろうじて学びました。笑