「言い間違え」といえば
ラジオのテーマが「言い間違えたこと」でした。
みなさんにも、言い間違えたことってありますよね?
リスナーさんからよく送られてくるメッセージが、「お疲れ様」と「ご苦労さま」を上司に間違えて使ってしまった。というものです。
目上の人に「ご苦労さま」は御法度なんですよね。
あと、会社の電話を受けた時、「◯◯は席を外しております」と言うのを「◯◯さんは席を外しております」と、「さん」をつけてしまったという間違い。
社外の人と話す時には「さん」はナシですよね。
新人の頃、緊張のあまり、「〜でございます」を「〜でござる」と言い間違えて赤面した、なんてメッセージもありました。
ビジネスシーンでのこの手の間違いはあるあるですよね。
私も気づかないうちに、間違った言葉を話しているのかもな、と思いながら我が身を振り返っていました。
ところで、身近な人でずっとこの言葉を間違えて使っているな、という人いませんか?
しかも絶妙に間違えていて、指摘しづらかったり、その人がプライドの高いタイプなので指摘しづらかったり。ということ、ありませんか?
私が経験した、周りにいる人の言い間違えはこんな感じです。
◼️誤「あなずる」→正「あなどる」
堂々といつも「あなずってた!」と言っている人がいます。近所の先輩ママ友です。この言葉が彼女の中で定着しているのでしょう。言いたいことの意味は分かるのだが…。
◼️誤「まんがいつ」→正「まんがいち」
こちら、初め方言なのかしら?と思っていましたが、親しくなった時にもしや?と聞いてみると、彼は「万が一」を「万が逸(いつ)」だと言葉自体を勘違いしていたことが発覚。
それ以来「まんがいち」と言うようになった。私のおかげである。笑
◼️誤「類は類を呼ぶ」→正「類は友を呼ぶ」
こちら、親戚のおばちゃんがいつもドヤ顔で言う言葉です。「類は類を呼び 友は友を呼ぶ」ならば正解らしいのだが、「類は類を呼ぶ」とは言わないですよね。
ただ今更言えない。厄介なのが親戚の集まりで大声でこの言葉を発するところ。そして周りも誰も指摘しないところ。みんなわかっているけど言わない、共犯的なあの空気。なんとかしてほしい。
◼️なおざり≠おざなり
この二つの言葉。似て非なるものとはこのことか。うまく使い分けられていますか?
こちははリスナーさんからもよく間違うとメッセージが届いていました。
あまり私は使わないなぁ。
◼️誤「かろうじ」→正「かろうじて」
他人が間違えて使っていた言葉で、私が一番印象に残っているのがこの言葉です。
小学高学年の頃か、中学生の頃か忘れましたが、友人Tくんがいつも使っていた言葉がこれでした。
「かろうじ」で、「て」がない。
「かろうじ 間に合った」
という具合に使っていました。
恐らく覚えたての言葉だったのだろう。彼はとてもプライドが高い人だったので、訂正しようものなら相当傷つくんじゃないかと、私には言えませんでした。他のクラスメイトが指摘したのかどうかはわかりませんが、私が知る限りかなり長い間この言葉を使っていました。
確かモーツァルトの映画で、部屋の下でピアノを弾いていた誰かが、最後の締めの一音を弾かずにそのまま去っていくと、モーツァルトは落ち着かずいてもたってもいられなくなり、最後の一音を弾くために階下へ降りていった、という場面があったような気がしますが、あんな感じです。
最後の一言がないのが気持ち悪いのなんのって。
「かろうじ」…
「て!」って言って!と心の中で思っていました。
こういった間違いを堂々と話している場合、指摘する方が良いのでしょうか?そちらの方が親切なのでしょうが、その場の空気でなかなか言えないのが現状です。
リクエスト曲はもちろんこの曲。↓
いやらしい?
◆「まちがいさがし」菅田将暉