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歌詞を見たら驚く『爽やかソング』

本日1月26日はQUEENの名曲「Don't Stop Me Now(ドントストップミーナウ)」がリリースされた日です。

直訳すると「今は僕を止めないで」

Tonight I'm gonna have myself
a real good time, I feel alive

今夜最高に楽しい時間を過ごすんだ
生きてるって感じ

こんなウキウキの歌詞から始まるこの曲は、フレディ・マーキュリーが作った曲なんですよね。

こんなベタなQUEENの曲を紹介するのか?とうんざりされそうなところをあえて。
今日はこの曲がリリースされた日なので、紹介させてくださいね。

「爽やかソング」の歌詞

さて、爽やかな疾走感あふれるメロディがお馴染みのこの曲はCMにも度々登場しますし、QUEENといえばこの曲!という方も多いのではないでしょうか。


しかしこの爽やかソング、今さら説明しなくてもご存知の方が多いと思いますが、"今夜は思いっきり楽しむからボクを止めてくれるなヨ♡"という、とってもキワドイ曲なんですよね。

一見爽やかソングなのですが、和訳を子供に見せられないのよ、という曲なんですよね。

歌詞はこんな感じです。(ストレートすぎる歌詞は割愛させていただきます)

楽しさのあまり、

I'm a shooting star leaping through the sky

僕は空を駆け抜ける流れ星

流れ星になってみたり、

Like a tiger defying the laws of gravity

虎のように重力の法則に逆らう

虎になってみたり、

I'm a racing car
passing by like Lady Godiva

僕はゴダイヴァ夫人のように走るレーシングカー

レーシングカーになってゴダイヴァ夫人のように疾走してみせたり。

ゴダイヴァ夫人とは、あのゴディバチョコの由来となった人なんです。
このゴダイヴァ夫人、裸で馬に乗って行進したというエピソードがあるんですよね。楽しさのあまり裸で街を走っちゃうぜ!というフレディ独特の表現のようです。

I'm burning through the sky yeah
200 degrees that's why
they call me Mr. Fahrenheit

僕は燃えながら空を駆け抜ける
200度になった僕を
ミスターファーレンハイトと呼ぶのさ

そして、ついに200度にまで燃え上がり空を突き抜け、ミスターファーレンハイトと呼ばれちゃう。

ファーレンハイトとは華氏度のことです。それほど熱い男だぜ!てことかしら?

I'm travelling
at the speed of light

僕は光の速度で旅してる

そして光の速さにまで達してしまうのだ。


もはや誰にも止められないのである。

"僕を止めるなよ!(Don’t Stop Me)"
この歌詞の裏にはフレディの"お楽しみ"があったんですね。

こんな爽快で楽しい曲なんですけど、フレディの近くにいたブライアン・メイには少し違った意味合いのする曲なのだそうです。

この頃のフレディはまさに"お遊び"にお盛んで、ブライアン・メイにはこの曲はフレディが遠くへ行ってしまいそうな気持ちになる複雑な曲なのだそうです。

後にブライアンメイの胸騒ぎが悪い意味で的中してしまうんですよね。この頃のフレディの"お遊び"によって、命を落とすことになる病気に感染しちゃったと言われているんですよね。


一方でQUEENのドラマー、ロジャー・テイラーはこの曲について聞かれると「最高のドライブソングだよね!アッハッハ!」と語っていました。
(ブライアン「…」)



楽しくてたまらん!というフレディの悦びを歌ったこんな曲です。

◆Don’t Stop Me Now(QUEEN)