見出し画像

ファーストラブ

ラジオ番組 Bのテーマが「香り」ということで、

最後のキスは タバコのflavorがした ニガくてせつない香り

から始まる、こちらの曲をリクエストしました。
2021年10月5週目のラジオ番組Bでかかった曲です。

「First Love(1999年宇多田ヒカル)」


この「タバコのflavorがした」という歌詞について、今どきタバコをぷかぷかふかしている男性なんて、流行りませんわよ、という意見もあるでしょうし、香水ぷんぷん付けてる男性よりも、タバコが臭うくらいがいいわ、という意見もあるかも。
私は後者です。

時代に反するようですが、ほんのりタバコの香りがする男性は嫌いじゃあないです。むしろ好き。ほんのり、がミソで、目の前でぷかぷかはNGですけれど。



・QUEENのラブソング


ラブソングといえば、どんな曲が浮かびますか?

QUEEN好きの私は、断然この曲です。


「Love Of My Life(1975年QUEEN)」



うっとりするほど、甘ーいラブソングですね。


この曲は、フレディが元恋人メアリーオースティンを想って書いた曲とされていますが、真実は本人のみぞ知る。


というのも、この曲は、自分の元を去ってゆく恋人への想いを歌った「失恋ソング」なのですが、この曲ができた75年には、まだフレディはメアリーとお付き合いしていたのです。

フレディがメアリーに、ゲイだとカミングアウトしたのが76年頃だとされています。
メアリーのために作った曲とするならば、メアリーに対する、フレディの心の葛藤を歌った曲なのかな。

だって、メアリーにはフラれていませんし。


ここで、ファンなら一度は考えつくこの発想。

フレディにとっても、メアリーにとっても「メアリーのために作った曲」にしておいた方が、お互い都合が良かったから、そういうことにしてたんじゃないの?


名曲に水を差すようなことを考えるマニアです。


・フレディとメアリー

フレディマーキュリーと、メアリーオースティンは長年恋人同士でしたが、フレディの性の嗜好により別れることになります。

しかしこの2人、生涯寄り添っているのですよね。

スゴイ。

メアリーは、「後にも先にも、ほかの誰とも、あんな風に恋したことはなかった」と語っています。
フレディも、メアリーにゲイだと告げた後に、「きみには一生僕の人生の一部であってもらいたいんだ」と伝えています。


そして、メアリーはフレディの秘書として、生涯寄り添うことになります。

メアリーと別れた後、フレディは取っ替え引っ替え男性たちと付き合うわけです。晩年には女性の恋人もいました。


メアリーは、フレディの秘書として割り切っていたのでしょうか?

未練があったにしても、なかったにしても、長年愛し合っていた元恋人の側に居続けて、恋の一部始終を見させられ続けるのって、辛くないかな。


そんな二人の、もはや家族愛ともいえる、強い絆が感じられるエピソードがあります。

・メアリーの子供の名付け親がフレディ


フレディと別れた後、何年もしてからメアリーは一般男性と結婚します。メアリーの長男は、フレディが名付け親となるのです。
旦那よりもフレディに名付てもらう、メアリー。しかも初めてのお子さんを。

・フレディの遺産のほとんどはメアリーへ

身内でもなかったメアリーへ、フレディは財産のほとんどを譲っています。


・フレディのお墓の場所はメアリーしか知らない

フレディのお墓の場所は、未だにメアリー以外知られていません。誰にも知られずに穏やかに眠りたい、というフレディとの約束を守り続けている、メアリー。
すごい絆。


・最後に

フレディはメアリーについてこんな風に語っていました。

「たとえ僕が世界中のありとあらゆる問題を背負っているとしても、僕にはメアリーがいるし、彼女がいれば乗り越えられる。

今も毎日会っているし、これまでと同じくらい、今も大好き。

彼女のことは、僕がそれこそ息を引き取る最後の瞬間まで愛し続けるね。
きっと、一緒に年をとっていくんだと思う。」



フレディは、こんな言葉をメアリーに日常的に言っていたんじゃないかな。

いくらフレディが恋人を変えても、自分が一番愛されているという自信が、メアリーにはあったんじゃないかな。

だから、ずっと寄り添っていられたんじゃないかな。









#フレディマーキュリー #宇多田ヒカル#メアリー