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フレディ・マーキュリーに伝えたいライナーノーツ

ビートルズに関するnoteを書いている時、ふと昔どこかで読んだ記事を思い出して、記憶だけでnoteに書こうかと思いました。

でも、QUEENに関する記事を書く時は、ネットから探したり、曖昧な情報は書くまい!と(マニア根性で)決めているので、我が家のQUEENエリアにある書籍を読み漁りました。

でもどうしても見つからないのです。ある記事が。


その記事とは、この曲に関する記事なんです。

「Crazy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)」

こちら、アルバム、「The Game」の5曲目に収録されている曲です。

この曲の誕生秘話は、ファンの方ならご存知だと思いますが、フレディがミュンヘンのホテルで、スタジオに行く前の入浴中に思いついた曲なんです。


フレディのアシスタント、ピーター・ヒンスをバスルームに呼びつけて、ギターを持ってくるように言い、タオルを巻きつけた姿で、しずくを滴らせながらリビングルームで作ったという曲です。

その後スタジオで、ブライアン・メイが来る前にさっさと完成させてしまったという。ブライアンを参加させるとややこしくなる、と踏んで作ったという曲なのですよね。


エルビス・プレスリー風の、カッコいい曲ですよね。


・フレディファンにはたまらないライナーノーツの記事

そしてついに探していた記事を見つけたんです。
アルバム「The Game」「愛という名の欲望」の、ライナーノーツにありました。

以下抜粋。

「元ビートルズのジョンレノンは、この「愛という名の欲望」を聴いて再びレコーディングへの意欲を取り戻したとの説もある。実際、レノンは1980年8月からアルバム「ダブル・ファンタジー」の録音に取り掛かり、アルバムに先駆けて出したシングル「スターティング・オーヴァー」は1950年代のロックンロールを思わせる名曲だった。
だが不幸にも、レノンは1980年12月8日、凶弾に倒れる。(この曲は)プレスリー、レノン、マーキュリーというロックのカリスマ3代を結んだ因縁深い曲だ。



!!!こんな記載があったのです。

フレディはずっとジョンレノンを尊敬していたんですよね。「好きなソングライターは?」と聞かれると「ジョンレノン」と答えていました。

「ジョンレノンの代わりは他にいない」とも語っていました。
フレディにとって、ジョンレノンはずっとずっと手の届かない存在だったのだと思います。


そんなフレディが、このライナーノーツを読んだら!
フレディが憧れていた、エルビスプレスリー風のこの曲に、生涯尊敬していた、ジョンレノンが、触発されていたとしたら!

この記事によって、フレディは、一方的にジョンレノンに片思いをしていた説が、私の中で温かい関係に変わりました。

このライナーノーツをフレディに見せたい。

スターディング・オーヴァーがロックンロールを思わせるのかは素人なのでわかりませんが。
そういうことにしておきたい。

ちなみにロジャーは、「もしそれが本当なら、何て素晴らしいことだ」と語っていました。
うんうん、本当に素晴らしいことだ。

この曲は、ジョンレノンを触発させた曲ということにしておきたい…。
そしてフレディに教えてあげたい…。



(※このライナーノーツは、フレディが亡くなった後の、2001年発売のCDより、吉田俊宏さんが書かれたものです)



#フレディマーキュリー #愛という名の欲望#ライナーノーツ#ジョンレノン