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｢植木屋は半纏の色鮮やかに 江戸の言葉を話す若者｣ 今朝の某新聞地方版、入選作 です。 やっ…
｢薔薇垣に沿いて歩けば我が白き 運動靴に赤き花びら｣ 早起きして、近場のバラ園へ。 色と香り…
｢人等皆善男善女の顔をして 秘仏の前に額づいて居り｣ 12年に一度、秘仏の開帳。 参詣の人々は…
｢バス旅は移動が楽と思いしは 老いの兆しの現れ一つ｣ 友人からお土産をもらいました。 ｢バス…
｢再びは会えぬ気のして父の名を 続けて呼びぬ浅き夢見て｣ 二度寝すると、いつも不思議な 夢を…
｢春惜しむケーキを選ぶウィンドウ 苺の赤に魅せられている｣ お馴染み茶道雑誌｢淡交｣4月号に、…
｢夢に出し痴呆の父に涙する 介護の日々を思い返して｣ 明け方の夢に、痴呆の父が あらわれました。酷しい 言葉で叱責しながら、私は 泣いていました。 その涙で、目を覚ましました。
｢墓碑にある父母の名前も暖かく 指でなぞれば思い溢れて｣ 暖かくなったので、墓参へ。 両親は…
某新聞の入選作 ｢若者の手にある抹茶ソフトクリーム 緑の色が春に似合う日｣ 原宿駅から表参道…
｢スカイツリー東京タワーに上りたし 雪は都会を変えている筈｣ 久し振りの雪。 雪国の方には笑…
｢雲の無き 大きな空に ただ一つ 月の浮かびて かえって寂し｣ 冬場は空が澄み渡ります。 夜…
｢戒名は要らぬと逝きし両親の 墓碑銘にある親しき名前｣ (両親の命日はぱっと云えるが、戒名は…
｢見わたせば山もとかすむ水無瀬川 ゆうべは秋となに思ひけむ｣太上天皇 対 ｢薄霧の籬の花の朝じ…
｢時々はラーメン作る行平鍋 母は牛乳温めており｣ 某新聞入選歌。 たまにラーメンを作ります。 その時使う、行平鍋。母は 牛乳を温め飲んでいました。 ふと思い出が、胸に迫ります。
