父へ
私は、今は亡き父の夢を見た。
それは、自宅から少し離れた河原の土手の上を歩いていた。
「お父さん、今ではこの辺りもすっかり変わってしまったよ。」「昔は、この辺一帯、桑畑だったのにね。」「今では、こんなに住宅が建っている。」
父は、写真のように、ただ笑っているだけだった。
西の空には、三日月が出ている。
著 者 宮澤重夫
平成30年に陸上自衛隊化学学校
化学教導隊副隊長を最後に自衛隊を退官
現役時代に体験した、地下鉄サリン事件や福島第1原発事故対処等の経験談を執筆中
主な資格等
防 災 士
第2種放射線取扱主任者
JKC愛犬検定最上級
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?