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散歩道

 愛鳥週間の今、鳥たちの声を聴きに、いつもの散歩道へ愛犬(ティマ)と出かけて行った。

 五月の爽やかな風が吹き抜ける散歩道

 田んぼの端にポツンと建ってるポンプ小屋
 
 その片隅で、そよ風は枯れ草を舞って立ち止まる。

 田んぼには水がはられ、輝く水面には、既に田植えが始まっていた。

 ポンプ小屋から湧き出す水は、「ひゃ!」と思わず手を引っ込めたくなるくらい冷たい!

 耳を澄ませば。

 うぐいすを始め、モズやキジ、そしてコジュケイの声までもが聴こえてくる!

 空を見上げると、チョウゲンボウとカラスとの1対1の空中戦!

 「わ〜ッ、迫力がある!」

 そこへ2羽のカルガモが飛んで来て、空中戦に割って入る!

 チョウゲンボウは、上空高くに逃げてゆき、どうやらカラスに軍配があったようだ。

 ビオトープの鳥たちは、オペラ歌手顔負けの美声で歌をうたい。

 また私は小川のせせらぎに耳を傾ける。

 風が運ぶ草のにおい。

 そこでは、ゆったりとした時間が流れてゆく。

 花の時期が終わり、これからますます緑が濃くなってゆく散歩道

 君といつまで一緒に歩けるかな。

 『浅羽ビオトープ』埼玉県坂戸市にあります。土日は、多くのバードウォッチャーでにぎわいます。

 森林浴も最高です。

 私と愛犬(ティマ)の散歩道の紹介でした。

 2024年5月13日

著 者  宮澤重夫

 平成30年に陸上自衛隊化学学校
化学教導隊副隊長を最後に退官

 現役時代に体験した、地下鉄サリン事件や福島第1原発事故対処等の経験談を執筆中

主な資格等
防 災 士
第2種放射線取扱主任者
JKC愛犬検定最上級

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