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【エッセイ】社会人が独学でギターをはじめてみて
以前noteにも投稿したが、音楽初心者の私が唐突にアコースティックギターを購入して、半年ほどたった。
真面目に練習するようになったのが10月の頭からであるが、三日坊主が驚くことに未だに練習を続けている。そろそろ年の瀬を迎える今、2ヶ月間ほぼ毎日練習をしていたことになる。
1日10分という低すぎる目標とはいえ、多少は上達しただろうかというと、当然ながら(というと悲しくなるが)進捗は芳しくない。
以前も書いたがこちとら音楽初心者なのだ。単音とやらをなんとか覚えて、さて曲を奏でてみたいと教本をページを捲ると今度は和音を覚えるように書いてある。わおん?電子マネーか?と暫し固まっていたが致し方なし。Eがミなどと地道な暗記と練習の先がまだまだ長いとは。
楽器の敷居の高さを見誤っていた。
教本によるとこれがいわゆるコードらしい。FだかGだかのコードが難しいというのは、どこかで聞いたことがある。ふむふむと読み進めていったが、すぐにまた壁にぶつかった。mとはなんだ。△とは一体……?漸く覚えたアルファベッドになにやら数字までついている。
取り敢えず音を出してみると、なるほど確かにmや数学で音が異なる気がしてくる(弦を抑える位置が異なるので当然のことなのであろうが)。
だがしかし、音の高さが微妙に違う気がしただけでなにがなんやら分かっていない。
更には、単音と比べてストロークも一気に難しくなった。1〜5弦のうち4弦だけ弾かないと記載がある。
6弦に触らないようにストロークを行うだけで精一杯なのだ。そんな高等テクニックなかなかどうして習得できるはずもない。
自己流で練習しながら、初心者に優しく解説下さるyoutuberさんを探す日々だ。
プロのギタリストや歌手ではストロークもコード進行も早すぎて参考にならないのだ。
私の当面の目標は大好きなスピッツの「春の歌」を弾くことなのだが、道のりは遠そうだ。イントロからAメロまでの泥臭いような、決して順調ではないあの雰囲気からのサビの盛り上がりがとてもすきなのだ。春だけでなく、1年中聴いてる1曲である。
https://youtu.be/94uxNQqmknk
更には私がギターを購入したことを知っている母からさだまさしの「案山子」のリクエストまで受けてしまった。素晴らしい名曲なのは承知しているが、指とピックの双方で弾かないとあの雰囲気は出せなさそうとのことだった。母には当面待ってもらう他ないだろう。
こんな高等技術を気軽に聴かせていだけるとは最近のメディアやサービスには頭が下がる。プロは偉大だなあなどとありきたりな感想を持ちつつ、継続は力なりを信じて本日も10分練習を続けるのだった。
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