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「させられる」「やらされる」という子ども達

「~させられた」「やらされた」と被害感で怒っている子ども達は多い。 そういった子ども達につきものなのは、そういう割に「~してくれない」と怒ることが多い事だ。 普通それで周りの人たちは関りに辟易してしまう。 「やらされた」「させられた」は実は「してほしい」「してもらう」事にセットでくっついてくるものである。 誰かに守ってもらおうとすると、その代わり、縛られる 誰かに代わりに自分のことを考えてもらおうとすると、従わされる・コントロールされる・干渉される 誰かに自分の事(掃除

    • 気持ちに向き合うのが怖いって

      絵具がいつくか混ざっていくと、暗く黒くなっているように いろんな気持ちが混ざって、混乱してくると“闇”になる。 虐待を受けた子ども達は、複雑な気持ちを抱えて、混乱して何が何だかわからなくって“闇”を抱えている。 そして、それが、すごく危険なものなような気がして、気持ちに向き合うのが怖かったり、苦痛だったり、不安だったりしている。 でも実際は、一つ一つ「これは悲しい」「これは悔しい」「これは不安」と分けていくと、その一つ一つはそんなに危険なものじゃない。結構きれいで心地いい

      • 虐待を受けた子を育てるということ

        虐待を受けた子ども達を支援する事は、普通の子育てとは少し違う。幸せな家庭に生まれても悩むことがあるのに、その上に沢山の重荷を背負っている。だから、学校に行って、勉強をして、友達を作って、就職して働いくという事をする為に解決しておかなければいけないことが多い。 虐待を受けてきたという事は、誰にも守ってもらえないどころかいつ攻撃されるかわからない、守ってくれると信じた人から攻撃を受ける事が当たり前にある世界を経験しているという事である。そして、それは 「自分を守る為に戦い、生き

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