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【シャニマスSS】第1回!283のツッコミ王樹里ちゃんに漫才で突っ込んで貰おう選手権!!!

初めまして。サムライニトウリュウと申します。

本記事はアイドルマスターシャイニーカラーズの二次創作SSとなります。


注 キャラ崩壊、自己解釈が含まれますのでお気をつけください。
また、素人の作った漫才なんて見てられへんわサムいねんボケェはちょっと・・・という方もブラウザバックを推奨します。

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ある日 283プロダクションにて

智代子「はぁ~今日もたいへんだったなあ。バラエティー番組の収録って頭をフル回転させなくちゃだから、カロリー使うよね、はむっ」

樹里「いや、さっき町ブラロケで顔と同じ大きさのから揚げ食べてただろ!?なんでまだメロンパン食べてるんだよ!」

智代子「そこはほら、自分へのご褒美といいますか・・・」

樹里「また夏葉に絞られてもしらねーぞ」

智代子「あうう・・・(もぐもぐ)」

樹里「まず手を止めろよ」

放課後クライマックスガールズでは恒例となっている夫婦漫才。
それを眺めていたノクチルの浅倉透と樋口円香が声をかけてきた。

円香「・・・樹里っていつもツッコミじゃない」

樹里「いや、別にそんなつもりは」

透「おー。関西のツッコミ王だ」

樹里「ずっと標準語でしゃべってるだろ!」

円香「なんでやねん」

樹里「なにがやねん!」

透「やば。本場のツッコミだ」

樹里「あーもううっせー!!」

樹里、智代子と同じく17歳組の二人は樹里を見かけるとここぞとばかりにボケてくる。そのため、ここ最近の樹里はツッコミのスキルがめきめきと成長しているのだった。

智代子「あはは!確かに関西のツッコミ王とは言わないけど、283プロの中じゃ一番のツッコミ王じゃないかな!?」

樹里「そんなつもりはないんだけどな」

円香「樹里に突っ込まれるのって、スカッとするんだよね」

透「わかる。かっ飛ばしてくれる。」

智代子「そうそう!だから樹里ちゃんに突っ込まれたくてついついたくさん食べちゃうっていうか!ほんと、罪な人だよね、樹里ちゃんって!」

樹里「チョコのはただの食欲だろ。もっと自制心持った方がいいと思うぞ」

智代子「樹里ちゃん!?ツッコミのトーンじゃないよ!?」

円香「【定時後最終電車さん】も放クラの貴重なツッコミって言ってたしね」

樹里「いやそれあたしのラジオリスナーじゃねーか!!!」

透「よーし。じゃあ開催だ。樹里に突っ込んでもらおう選手権」

樹里「いややらねーよ?ちょっと円香、何とかいってくれねーか」

円香「誰からやる?」

樹里「いや乗り気!!!」

智代子「よーし、じゃあここにいるみんなで」

その時、事務所のドアが開いた。

灯織「おはようございまー・・・」

智代子「第1回!【283のツッコミ王】樹里ちゃんに漫才で突っ込んで貰おう選手権!!開幕だーー!!」

灯織「(ビクッッッッッ!!!!!!??????)」

透「チキチキー」

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突如として開催された樹里ちゃんに突っ込んでもらおう選手権!

  • 西城樹里
    283プロダクションが誇るやさしい一等賞。強い口調と面倒見の良さでボケメンバーを強く引き付ける。

  • 園田智代子
    西城樹里と同じ放課後クライマックスガールズに属する。樹里と同グループというアドバンテージで選手権を勝ち抜けるのか!?

  • 浅倉透
    ノクチルのセンターにして、ぶっ飛び系天然ボケの使い手。意図せずして繰り出されるハードパンチで優勝を狙う。

  • 樋口円香
    ノクチルメンバーにして、浅倉透の幼なじみ。浅倉透の暴走を抑えるどころか、悪乗りで事態を混沌させる悪乗りボケマシーン。

  • 風野灯織
    偶然事務所に入ったタイミングで選手権に巻き込まれた。少々天然なところはあるが、基本的にはまじめな性格。今大会のダークホースとなるか!?

樹里「アタシの負担でかくねーか?」

透「じゃ、一番手、いいすか」

灯織「説明を・・・」

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一人目 浅倉透×西城樹里 

樹里・透「どうも~」パチパチパチ

透「うい。セブンティーンズです。」

樹里「アタシたち、二人とも17歳だからな、よろしくお願いします」

透「あ。どうしよう」

樹里「どうした?」

透「めんどくさくなってきた」

樹里「いいだしっぺだろ!そんで一番手にも立候補しといて!?」

透「まあまあ、冗談冗談。マイケル・ムーア。」

樹里「そこジョーダンだろ!」

透「あのさ、10回クイズ。やろうよ、あれ。」

樹里「あー、ピザって10回言っての後にヒジを指さしてここは?って聞いたらヒザって言っちゃう、みたいなやつか」

透「じゃあピザって10回言って」

樹里「例題と変えるんだよ普通」

透「じゃあニチャでもいいよ」

樹里「ニチャってなんだよ!」

透「麻雀の2位のこと」

樹里「2の家と書いて2家(チャ)ってことか!?なんだそれ」

透「まあまあとりあえず言ってよ」

樹里「しかたねーな・・・ニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャ」

透「おえっ」

樹里「気持ち悪くなってんじゃねーよ!!」

透「樹里、キモイよ」

樹里「おめーが言わせたんだろ!!」

透「ふう」

樹里「・・・」

透「・・・」

樹里「・・・」

透「え、なに、何の時間?」

樹里「問題出せよおお!!!!問題の途中だっただろ!!!これで終わったらアタシがニチャニチャしただけじゃねえか!!」

透「ニチャニチャって(笑)」

樹里「馬鹿にしてんのか!」

透「あー。長くない?10回って」

樹里「そういうもんだと思うんだけどな」

透「1回クイズにしようよ」

樹里「思い切ったな」

透「じゃあ、にんじんって言って」

樹里「人参」

透「子供を産むことは?」

樹里「出産」

透「おー。じゃあケンタッキーって言って」

樹里「ケンタッキー」

透「服を乾燥させる家電は?」

樹里「乾燥機」

透「おー。じゃあ串って言って」

樹里「串」

透「乳しぼりをする生き物は?」

樹里「人間」

透「おー。じゃあ・・・」

樹里「楽しくねーなー!!!!!!!!」

樹里「このゲーム」

樹里「楽しくない!!!!」

透「やば、めっちゃうける(笑)」

樹里「あああああ!アタシ今初めて人を殴りたいと思っている!!」

透「初めてなんだ、意外」

樹里「うるせーな!!もういいよ!!」

透「どうも、ありがとうございましたー」


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樹里「つ、つかれた・・・」

透「なんかいけた気がする」

円香「ノープラン丸出しだったけどね」

透「おー。アドリブ漫才だ。」

樹里「そんなにいいもんじゃねーよ!」

智代子「でも、流石樹里ちゃんと透ちゃんだったよね!すっごく面白かった!!」

円香「次、私行くから」

灯織「これ、私もやるんですか・・・?」

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二人目 樋口円香×西城樹里 

円香「どうも、セブンティーンズです」

樹里「円香、それじゃ透と一緒だぞ」

円香「樹里ちゃんだいすきクラブです」

樹里「円香、それじゃ果穂と一緒だぞ」

円香「放クラって意外と狂気」

樹里「果穂のこと馬鹿にしてんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

円香「うるさ・・・そんな全力ツッコミするとこじゃない」

樹里「ああ、そうかわりーな、熱くなっちまった」

円香「改めて、樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃーんズです」

樹里「果穂のこと馬鹿にしてんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

円香「だからそこまでのボケじゃない」

樹里「あ、そうか?いや果穂のことになるとつい」

円香「じゃあ果穂だいすきクラブで」

樹里「最高のコンビ名だな!!!優勝!!!」

円香「趣旨が違ってきてるから」

樹里「コンビ名はいいとしてよ。円香は最近気になることとかあったか?」

円香「気になることといえば・・・Win-Winの関係ってあるでしょ」

樹里「あーあるな!お互いが得をする関係のことだな!」

円香「あれって関係性の側面でしかなくて、本当はLose-Loseの関係の方が多い」

樹里「Lose-Loseの関係?なんだそれ、どういうことだ?」

円香「そのままの意味で、お互いが損をする関係のこと。」

樹里「まあ、あるにはあるだろうけど、それってどういう関係だ?なんかいまいちピンとこねーつーか」

円香「具体的には、私と虫の事」

樹里「円香が虫嫌いなのは知ってるけど、どうしてそれがLose-Loseの関係なんだ?円香の一方的なLoseじゃないのか?」

円香「よし決めた。今からわかりやすく伝えてあげるから。樹里は虫をやってくれる?」

樹里「なんだか急に嫌な予感がしてきたぞ・・・」

円香「はぁ、最悪。なんでこんな所にカメムシが居るの」

樹里「え?もう始まってんのか!?カメムシって絶妙に嫌だな」

円香「カメムシが立ってるのはおかしいと思う」

樹里「え?いや」

円香「カメムシが立ってるのはおかしいと思う」

樹里「マジか?這いつくばれってことか?」

円香「カメムシが立ってるのはおかしいと思う」

樹里「圧がすごいな!!こっちが悪い気がしてきた!」

円香「・・・」

樹里「なあこれ・・・漫才の中ってことは分かってても、屈辱感がすげーんだけど」

円香「じゃあLose-Loseのシチュエーションを再現するから」

樹里「全然聞いてくれねー!!!」

円香「はぁ、こんな所にカメムシが居るなんて最悪。」

樹里「この状態だと円香がカメムシ見つけてげっそりしてるだけだよな。つまり円香がLoseの状態。カメムシのアタシはなんとも思ってない。・・・地面に這いつくばっていることを除けば!!」

円香「あなたはただ生きているだけかもしれないですが、存在そのものが嫌いです。」

樹里「ま、円香・・・?なんで敬語なんだ?あとこえー・・・」

円香「家庭に入り込んできて食べ物を食い漁り、農業の世界でも作物の汁を吸ってダメージを与える害虫。アレルギーを引き起こす可能性も」

樹里「詳しいな・・・」

円香「模様が気持ち悪い。臭い。飛ぶ。しぶとい。数が多い。本当に最悪。なんなの?信じられないくらいに生理的嫌悪感を催す見た目してる。こんなゴミ虫消えて無くなればいいのに。なんでこんな生物が地球上に存在しているのか意味がわからない。全世界のどこを探そうとあなたを必要としている人間なんていない。いや、人間どころか生物全体で見たところであなたの存在価値がどれだけあるかなんて知れてる。ぐちゃぐちゃに引き裂かれてしまえばいいのに。だいたいあなたは」

樹里「頭おかしくなっちまうって!!!!!なんなんだよその敬語で悪口をまくし立ててくる感じ!!」

円香「分かった?」

樹里「はあはあ、え?何がだ?」

円香「私は嫌悪感を覚えてLose、そして樹里は」

樹里「アタシじゃねー!カメムシな!」

円香「尊厳を踏み躙られてLose。これがLose-Loseの関係ってこと」

樹里「いや・・・・・・」

樹里「絶対カメムシ役やる必要無かっただろ!!!!!!!!」

円香「おや、なんだか【虫】の居所が悪いみたいですね。では、おあとがよろしいようで」

樹里「いや、こんなんで終わらせねーよ!!??」

円香「まだ腹の【虫】が収まらない?」

樹里「終わんねーって!!」

円香「何がそんなに【虫】が好かない?」

樹里「逆にすげーな!!むしろ虫好きなんじゃねーか!?」

円香「好きなわけ無い。考えただけで【虫】酸が走る」

樹里「しつこくなってきたって!!さすがに!!」

円香「まあ、蓼食う【虫】も好き好きと言うし」

樹里「いや虫はもういいよ!!」

円香「どうもありがとうございました」

樹里「あ!?もういいよって言っちまった〜!?」


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樹里「円香はノクチルのブレーキかと思ってたんだが・・・」

智代子「ボケの火薬庫って感じだったね・・・」

円香「そんな大げさな」

透「なんだっけ。バカチン?」

樹里・円香「バチカンな!」「それはバチカン」

円香「・・・」

樹里「透が居るとボケてる場合じゃねーってことか・・・」

灯織「火薬庫からバチカン市国へ発想を飛ばす・・・なるほど・・・!」

樹里「灯織、メモするようなボケじゃねーぞこれ」

智代子「それじゃあ次は私が行くよっ!!!」


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三人目 園田智代子×西城樹里 

智代子「どうもー!!!放課後クライマックスガールズの園田智代子です!」

樹里「西城樹里です」

智代子「2人合わせて!!樹里ちゃんのほっぺです!」

樹里「だからそれアタシのラジオリスナー!!リスナーイジるのやめてくれ!」

智代子「うそうそ!チョコ&ジュリーです!よろしくお願いしま〜す!」

樹里「よろしくお願いします!」

智代子「突然なんだけど、わたくし不肖園田智代子、悩みがございまして・・・!」

樹里「悩み?なんだ?」

智代子「自己紹介がウケなくなってきたんだ」

樹里「なんか切実だな!?いやでも自己紹介ってウケるとかウケないじゃなくねーか?」

智代子「じゃあちょっと見ててね」

智代子「どうも〜!!おーとなぶるって 大人しくじゃなく チョコアイドルが一手目に飛車を指す パン!パン!パンパンパン! そ〜のだちよこ!!!イェイ!」

樹里「・・・・・・」

智代子「・・・・・・」

透「・・・・・・」

円香「・・・・・・フフッ」

灯織「・・・・・・」

智代子「ね?」

樹里「ね?じゃねー!!!なんだ今のは!?ビーチブレイバー!?」

智代子「傑作だと思うんだけどな〜!」

樹里「チョコお前なぁ・・・」

智代子「はい」

樹里「もはやアイドルじゃなくて芸人の自己紹介ギャグみてーだ、とか、なんでいきなり飛車なんだ、意味わかんねー、とか色々言いたいことはあるけどよ」

智代子「そっか樹里ちゃん!一手目にはまずは歩からだよね!」

樹里「そういうこと言ってんじゃねー!何が言いてーかっつーと・・・」

樹里「アタシらの曲使ってスベるのやめろ!!!!!」

智代子「ええーー!!?」

樹里「えー!?じゃねー!!グループの曲使ってスベったらアタシや他のメンバーまでスベったみたいな感じになるじゃねーか!!」

智代子「た!確かに!!!もう私だけの体じゃなかったんだね!」

樹里「妊娠か!!」

透「残念。出産です」

樹里「もう10回クイズは終わってるし、入ってくんなよ!!」

智代子「でも樹里ちゃん!新たな問題があります!」

樹里「まだあんのか?チョコ?」

智代子「とりあえず聞いてください・・・」

智代子「どうも〜!!チョコアイドルの〜〜?ねえねえちょっと桂馬がビンテージ そーのだ!ちっよっこです!イェイ!」

樹里「他にまだ夢咲アフタースクールもやってんのかよ!!!!」

智代子「面目次第もごさいませんん・・・」

樹里「そんでまた将棋のこと言ってるし!!」

智代子「バラエティやってるうちに、気づいたならこんな風に【成】っちゃってたんだよ・・・将棋だけにね!」

樹里「上手いこと言ってんじゃねー!いつものチョコだけにね!!の経験を活かすなよ!!」

智代子「いやでも待って!ソロ曲での自己紹介もちゃんとやってるから!!」

樹里「まあ、ソロ曲ならいいんじゃねーか?自己責任だしな」

智代子「でしょでしょ!?じゃあこれも見てて!」

智代子「どうも〜!!王将が走れって言う 今はがむしゃらな 歩なんです 駆け抜け(ヘイ!) チョコアイドル(ヘイ!) 智代子です!」

樹里「いやアタシのソロ曲!!!!!」

樹里「アタシのソロ曲じゃねーか!!」

智代子「気づいたらやっちゃってました。てへっ!」

樹里「気づいたら、じゃねーって」

智代子「この自己紹介ギャグが1番ウケないんだ」

樹里「なおさらやめろよ!!!」

智代子「でも!じゃあ私どうしたらいいの〜!?」

樹里「別にそんなギャグなんてしなくていいんだよ」

智代子「いやでも〜・・・!」

樹里「だってチョコ、すげー可愛いじゃん」

智代子「樹里ちゃん!!?!?!!」

樹里「・・・・・・」

智代子「・・・・・・」

樹里&智代子「あはははははは!!!」「えへへへへへへ!!!」

智代子「終わろっか!」

樹里「おう!」

樹里&智代子「どうもありがとうございました!!」


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灯織「ふたりの関係性が伝わってきて、すごく面白かった!先の2組は勢いのあるボケに振り回される樹里のテクニックが光る漫才でしたが、今回は樹里のツッコミに人間性が出てて、コンビ2人のキャラクターがよく分かる漫才でした。」

樹里「いや審査員かよ!?」

円香「見てるこっちが恥ずかしい」

樹里「そ、そう言われると・・・」

智代子「照れちゃいますな・・・!」

透「チョコ、すげーかわいーじゃん。」

智代子「これは!!?!?私、どっちも選べないよ〜!?」

樹里「やれやれって感じだな」

円香「最後は風野さん?いける?」

樹里「でも灯織には説明もしねーままここまで流れで付き合ってもらっちまっただけだからな、無理しなくてもいいんだぜ?」

灯織「ううん!私もやりま、やるよ!せっかく誘ってくれたんだし、成長したいから。」

樹里「前にも言ったかもだけど、灯織ってすげー真面目だよな」


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四人目 風野灯織×西城樹里 

灯織「どうも〜」

樹里「よろしくお願いします!さっそく灯織と漫才していこうと思いますけどもね!」

灯織「待って!樹里!まずはコンビ名を名乗らないと!」

樹里「ん?ああそうだな。じゃあ放クラとイルミネを合わせてイルミネーションガールズ、とかでどうだ?」

灯織「いい考えだと思うけど、放クラとイルミネの文字数が同じじゃなくて不公平じゃないかな?」

樹里「そうか〜?そんなに気にすることでも」

灯織「公平な名前・・・ほイうルかミごネクーラシイョマンッスクタスーガズールズ?」

樹里「なんて言ったんだ!??2つのグループを1文字ずつ交互に合わせたのか!?」

灯織「うん。これで公平。じゃあ行くよ、せーの」

灯織「ほイうルかミごネクーラシイョマンッスクタスーガズールズです!」
樹里「ほいう△□※○・・・・・」

樹里「いや言えるか!!!」

灯織「え?ほイうルかミごネクーラシイョマンッスクタスーガズールズ?」

樹里「なんで言えるんだよ!!!イヨマンッスクーみたいなとこどう発音してんのか分かんねーって!」

灯織「真乃に教えてもらったの」

樹里「真乃は何モンなんだよ!!もう放課後スターズでいいだろ」

灯織「うん、それなら文字数ピッタリ。公平だね。よかったよかった。」

樹里「もう真面目の域を超えてる気ぃすんな・・・」

灯織「それで、いきなりなんだけど、樹里はもし道を歩いていて財布が落ちていたらどうする?」

樹里「そりゃあ拾って持ち主を探すか交番に届けるけどよ。」

灯織「さすが樹里!でも拾って自分のものにしちゃいたいって思うこともあると思うんだ」

樹里「まあ、そういう気持ちもちょっとはあるだろーが・・・不思議とこの先の展開が読めるぞ・・・?」

灯織「そう!心の中に悪魔と天使が現れて、財布を拾うか届けるか言い争いを始めちゃうんじゃないかな!?」

樹里「やっぱりアレだ!!よく見る設定のやつだ!!」

灯織「だから財布を拾う練習をしておいたほうがいいと思う!」

樹里「逆にここまでストレートな導入も珍しいんじゃねーか!?」

灯織「それじゃあ樹里、財布を拾う役をお願い。その後で私が悪魔と天使になって出てくるから」

樹里「この流れでアタシが拾うのかよ」

灯織「いやっ、その、やりたくなければ、やらなくても、結構、なんですけど・・・」

樹里「そんな漫才ねーぞ!?やるって!!」

灯織「ありがとうございます!!」

樹里「いや〜まさか、チョコがヒモなし逆バンジー打ち上げ花火のオファーを受けるなんてな〜。あっこんなとこに財布が落ちてる!どうすっかな〜」

灯織「ぼわわわーん!」

天使灯織「樹里、私は財布を拾って交番に届けるべきだと思う!落とし主の人は困ってるだろうし、何より他人の物を奪うなんて犯罪です!」

悪魔灯織「待って樹里!その、拾って、中をその、いや!取るのは絶対ダメだよね・・・えっと、確認?うん、確認してみたらどうかな?」

樹里「悪魔向いてねーよ!!!」

樹里「なんだ確認してみたら?って!悪魔側は盗むことを助長しなきゃ出てくる意味ねーだろ!?」

灯織「でも、犯罪だし・・・」

樹里「じゃあこの漫才の前提がおかしくなるだろーが!そこは飲み込んでやってくれよ!」

灯織「た、確かにそうだね・・・!もう一度やってみます」

樹里「いや〜まさか、夏葉がSASUKE90番台になるなんてな〜。あっこんなとこに財布が落ちてる!どうすっかな〜」

灯織「ぼわわわーん!」

天使灯織「樹里、私は財布を交番に届けるべきだと思う!」

悪魔灯織「いや、取っちゃおうよ樹里!バレなければだいじょう・・・」

天使灯織「バレなければ大丈夫?そんな訳ありません。盗みは法的にも倫理的にも誤った行為であり、他人を傷つけることです。バレないかどうかに関係なく、誰かの財布を盗むことは違法であり、処罰の対象になります。また、他人からの信頼を損ね、自分自身の評判にも悪影響を及ぼします。正当な手段でお金を得ることや他人の所有物を尊重することが、健全な社会生活の一環として重要だと言うことが分からないのですか?」

悪魔灯織「その通りだと思います」

樹里「いや倫理の戦力差!!!」

樹里「天使サイドの倫理観が強すぎるって!!悪魔が論破されてんじゃねーか!!」

灯織「いや、つい・・・」

樹里「つい、で出る文字量じゃねーよ!!AI?くれー長文だったぞ!?」

灯織「分かった、最後にもう一度やらせて。今度はノーサイドでやるから」

樹里「頼むぞ?アタシまだ拾うか悩むフェーズに到達してねーからな」

灯織「うん、努力します」

樹里「いや〜まさか、凛世が田中角栄の親戚だったとはな〜。あっこんなとこに財布が落ちてる!どうすっかな〜」

灯織「ぼわわわーん!」

天使灯織「樹里、私は財布を交番に届けるべきだと思う!」

悪魔灯織「いや、取っちゃおうよ樹里!バレなければ大丈夫だよ!」

樹里「うわ!なんか出た!どうするか迷っちまうな」

天使灯織「じゃあ財布を盗んだらどうなるのか見てもらいます」

樹里「さらになんか始まったぞ」

天使灯織「うさぎさんが道を歩いていると財布が落ちていました。うさぎさんは最近厳しかったので財布からお金を取ってしまいました」

天使灯織「そしてしばらく、うさぎさんはかめさんと遊ぶ約束をしました。『やあかめさん。今日はいっぱい遊ぼう』」

天使灯織「しかしかめさんは暗い表情をしていました。するとうさぎさんはあることに気が付きました。」

天使灯織「かめさんが持っていた財布。それは先日うさぎさんがお金を取った財布と同じものでした。」

天使灯織「その日はうさぎさんもかめさんも、どこか暗いまま1日を過ごしました。そしてうさぎさんはその後、後ろめたさからかめさんに連絡を取る事はありませんでした。

天使灯織「『あの時財布からお金を盗んでいなければ・・・』うさぎさんは自らを責め続けます。やがてうさぎさんは酒とギャンブルに溺れるようになっていき・・・」

天使灯織「気がついた時、うさぎさんは一人ぼっちになっていました」

悪魔灯織「怖すぎるよ〜」

樹里「ずっと何やってんだよ!!!!」

樹里「天使と悪魔が全然ノーサイドじゃねーどころか、いきなり何が始まってんだ!?」

灯織「もっとポップにするべきだったかな」

樹里「そんな問題じゃねえ!!」

灯織「本当は紙芝居でやりたかったんだけど」

樹里「それこそ収集つかなくなるぞ!?いい加減にしろ!」

樹里&灯織「どうもありがとうございました」


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樹里「思ったより好き勝手やったな!?灯織!」

智代子「最初の巻き込まれた感がフリになってたんだね!」

灯織「こういうこともあるかと思って、準備しておいてよかった」

樹里「普通ねーよこんなこと!?」

透「わかるわー。かめさんの気持ち。」

円香「浅倉は財布を落とすんじゃなくて、そもそも持ってないでしょ」

智代子「それで樹里ちゃん!!優勝は誰なのかな!???」

樹里「優勝って言われても、あー困っちまうな・・・みんな一生懸命やってくれたし、面白かったしな」

円香「決めてくれないと困る。3・2・1」

樹里「だーー!もう!本当に決めらんねーんだって!」

透「樹里が決めてくれないなら、やるか。2回戦」

樹里「いや、アタシがもたねーって!すでに声がギリギリなんだよ!」

智代子「いいねいいね!2回戦やろうよ!」

灯織「今回の反省を活かします!」

樹里「あーじゃあもうチョコ!!チョコが優勝だ!!それでいいな!!?」

円香「『じゃあ』ってなに」

灯織「納得いきません」

透「やろうよ。もう1回。」

智代子「樹里ちゃん!これじゃ私も不完全燃焼だよ!」

樹里「いや勘弁してくれって!!」

などと騒いでいると、事務所に事務員の七草はづきがやってきた。

はづき「みなさーん、事務所は遊び場じゃないんですよー?騒々しくするのもほどほどにしてくださいねー?」

智代子「うぅ・・・!ごめんなさい・・・樹里ちゃんが」

樹里「は!!?」

円香「すみません。樹里が。」

樹里「おい!?」

透「樹里。こーゆー時は謝った方がいいよ。」

樹里「お前ら・・・!!」

灯織「・・・樹里」

樹里「いい加減にしろーーーー!!!!!」


おしまい



あとがき

如何だったでしょうか?
今作はノリと勢いで作ってみた作品であり、かつ私の執筆第1号となります。
そのため、noteにも関わらずSSを書いてしまっていますし、各キャラクター崩壊も甚だしいものとなっていると思います。
まあ、noteだからって記事じゃないといけないとかいう決まりは無いし、キャラ崩壊アリって最初に書いてあるからモーマンタイですよね。
また、当初はこんなボリュームにするつもりはありませんでした。1万字って。
中学1年時に兄に書かせた読書感想文を転用して3年間を乗り切った人間とは思えません。

何はともあれ、ここまで読んでくださった方には感謝しかありません。
これからも何かしら書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

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