見出し画像

勤務医から院長へ転身

前回の記事で、動物救急医療で一生仕事をやっていきたいと自分自身で気づいたところまでお話しさせていただきました。

コーチングのオンラインの講義を2日間受講し、コーチングの同期ともペアワークやグループワークを行い、より強く救急をやり続けるという決断を強いものにしていきました。

講義後、閃きました。

コーチング用語的には、"RASが発火"したのです。

私は昼間の病院を自分で来年開業して院長になろうと思っていました。
夜間救急で勤務医としてずっと続けていくのは、将来が色々と不安。雇い止めにあったり、収入的にも続けていくには不安でした。でも、今勤めている夜間救急動物病院の院長になればいいんだ!

夜間救急をすると、体力が心配だったけれど、そのために運動したり体力つければいいじゃないか。夫も仕事をセーブしてもらい家事育児に協力してもらえばいいんだ。その分、私が夜間救急の院長として稼げるようになればいいんだ。

夜間救急をすると子供との夜の時間がとれなくなるけど、そこは子供が大きくなった時は、理事の先生に交渉して日によっては1時間遅い出勤時間にしてもらうことを提案してみよう。方法は何かあるはずだ!

私が遅い時間に出勤したり、年老いた時にもある程度、病院が回るように、勤務医、働く人を増やしていこう。他の働く人も負担が増えすぎないように求人を頑張ばろう。また魅力的な病院にして人が自然と集まってくる救急動物病院づくりをしよう。

求人を頑張るために、大学や求人のイベントなどに顔を出したり、ホームページを求人に強い内容に変えてみたり、できることは沢山浮かぶから、片っ端からやってみよう。

求人で志がある人を集めるため、良い病院になっていくよう、スタッフと1on1をしたり、病院の理念を考えたり、獣医療としてのレベルアップをし、魅力的な病院をつくろう。求人に書く内容も魅力的な内容を考えよう!

一瞬で全ての事が閃きました。

RASが発火した状態を強く体感しました。

コーチングスクールで、ゴール設定をするとRASが発火して、自分で方法もわからないようなゴールでも、道筋が自然と見えてくるという脳の機能があると学んでいました。

まさに、この感覚がそのことなのか!と認識する事ができました。

私はRASが発火した翌日、働いている病院の理事やお世話になっている先生方のところへ数カ所訪問し、院長になりたいと直談判しました。

その月に行われた理事会でも10人弱の理事の先生方を前に、院長になりたい気持ち、どんな動物病院にしていきたいかという熱い思いを伝え説得しました。
賛成意見ばかりではなく、反対意見や懸念する意見ももちろんありました。

理事会での決定が出るまでの数週間、スタッフと1on1を行ない、スタッフにも院長になりたい気持ちを伝えました。

結果、私は今、夜間救急動物病院の院長をしています。

院長になることは重要ではなく、今後、院長として夜間救急である当院をどうやって輝かせていくか、どうやってより動物の命をより救っていける病院にしていくのか、これからが勝負だと思っています。

やっとスタートラインに立った気持ちです。

コーチングをはじめて良かった。
コーチングに出会わなければ、今の私はいません。
自分で自分の人生の可能性を狭めてしまい続ける人生を歩むところでした。

今後もコーチングのマインドを使い、困難にぶちあたっても、カラッとタッタカタッタカやっていくマインドを手に入れていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?