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映画【湯道】観ました。(ネタバレも若干含みますので注意)


映画はやっぱり映画館で観ると楽しいですよね。

年齢を重ねるに連れて映画館で観る際に座る席が徐々に変化している私です。 

20代→ど真ん中(映画の世界観に没入したい)
30代→最後列の真ん中(後ろが気にならない所で観たい)
40代→最後列の角(他のお客さんに挟まれないので落ち着く)

っというわけで今回も広い映画館内で10人くらいしかいませんでしたが、隅っこで落ち着きながら見てまいりました。

「おくりびと」などの脚本家で放送作家の小山薫堂が、自身の提唱する「湯道(ゆどう)」をもとにオリジナル脚本を手がけ、お風呂を通じて交差する人間模様を描いたドラマ

☆あらすじ☆

建築家の三浦史朗(生田斗真)が、「まるきん温泉」を営む実家にある日突然戻ってくる。彼は亡き父が遺(のこ)した銭湯を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古ぼけた銭湯をマンションに建て替えると伝えるために帰省したのだった。ある日、悟朗が入院することになり、銭湯で働く秋山いづみ(橋本環奈)の助言もあって、弟の代わりに史朗が店主を数日務めることになる。


☆星野リゾートと映画【湯道】のコラボ☆


実は私が働いている星野リゾートがこの映画【湯道】とコラボしています。
自分が働いてるところが映画とコラボするなんて映画好きとしては嬉しい。

星野リゾートの全国に展開している温泉旅館ブランドの【界】で映画のワンシーンを追体験出来る宿泊プランがあります。
私の働いている界別府ももちろんあります。




それでは本題の映画についての感想。 
若干のネタバレを含みますので読まれる際は注意して下さい。



☆映画感想☆

登場人物も多い中、その一人ひとりにちゃんとストーリーがある為、人によってはごちゃごちゃしいているイメージを持つ方もいるかなぁとは思いつつ。

でもその一人ひとりのストーリーで面白いポイントが入っていてテンポ良く話が切り替わっているので2時間6分の映画でしたが最後まで間延びする事がありませんでした。

この映画自体はメインのお話は史郎(生田斗真)と悟朗(濱田岳)と看板娘のいづみ(橋本環奈)で主人公は史郎かなって感じなのですが、この話多分影の主人公は小日向文世さん演じる横山さんではと観ながら感じました。
お話の軸としてまるきん温泉の話と一緒に湯道のお話が少しづつ入るのですが、その話の関係性を繋ぐのが横山さんであり、湯道っていうタイトルで考えるならむしろ1番しっくりきます。
最後のお風呂のシーンの小日向さんの表情は良かった。

そしてもう一つ笑えるシーンは体調のすぐれない湯道家元・薫明(角野卓造)にかわり内弟子の梶斎秋(窪田正孝)が湯に対する心得と入浴の所作、“湯道”を解いているシーンです。
一つ一つの所作に弟子たちの感激の声を上げる。
何これ?
特に笑わせようとしているわけではないのですが、窪田正孝さんを使って何をさせてるのよ思いながら見ていました。
角野卓造さんが同じようにやる時には窪田正孝さんとのシーンを比べなら見てしまう。
家元はダジャレ言ってましたけどね。

映画の途中で史郎(生田斗真)がまるきん温泉の湯船につかるシーンであまりの熱さに跳びはねるところがあるのですか、これを見てうちの住む別府市の温泉は結構熱いお風呂が多くて観光客の方もこんな感じに飛び跳ねてるのかなと思ったりしました。
私は住んでいることもあって少々熱いくらいならまだ平気ですがそれでもたまにビックリするくらい熱い時はあります。

あと作中で表の暖簾の脇に掛けられる「わ」の文字が書かれた板があり。
「わ」は、湯がわいたという意味で、「ぬ」は湯を抜いたという意味だそうです。
実際に銭湯で使われているらしくて見かけたらちょっと説明して自慢できそうですね。(しませんけど)

全編お風呂の素晴らしさと涙と笑いの良い作品で最後には気分がホッコリしたし、スーパー銭湯はまだ見かけるけど映画に出てきた様な独特のコミュニティが形成される銭湯は、文化的に残って欲しいな思う映画でした。

以上。思った事を書かせてもらいました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
面白い映画だと思うので気になった方は観てみて下さい。










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