Au service de la Franceで学ぶフランス近代史

Au service de la Franceという作品をしっているだろうか?たぶん、知らないと思う(だから紹介するんやろがい)

日本語での情報がほぼ皆無なので、きっとほとんど知られていないと思ういちおう、唯一みつかった日本語での紹介ページをはっておく。https://filmarks.com/dramas/405/1327

Wikipediaには日本語記事がいまのところない。

どんな作品?

ざっくり紹介すると、スパイアクションの皮をかぶったコメディ。
似た路線では、Kingsmanや踊る大捜査線が挙げられる。

コメディとはいいつつも、しっかり作りこみされており、事実、フランスの映画批評サイトでは4.2/5のスコアを取っている。

 おもしろい?

そりゃあ、もう・・・最高。。と言いたいところだが、そうもいかない。少なくとも、最高に笑ったよ、ぼくはね。

おもしろいことには間違いないのだけど、「フランス的な自虐ネタ」に全振りしてるようなコメディと言える。なので、「フランス的な自虐」を理解してないとまったく面白くないと思う。

リュックベッソンのTaxiシリーズは有名だと思う。あのコメディの10倍くらいには「フランス的なギャグ」が詰まっている。

もしくはEmily in Parisもよく知られてると思う。あのコメディの100倍くらいの「フランス的なギャグ」だろう。そもそもEmily in Parisはフランス制作ではないからなぁ。比較するのはどうかと思うけど。

フランス的なギャグとは?

かなり文化依存のギャグだと思われ。「あー、フランス人ってこういうとこあるよね」という行動をことどとく見せる。この路線は踊る大捜査線に似ている。例えば「踊る大捜査線を日本に住んだことない外国人が見てギャグを理解できるか?」と考えると、「いや・・・ちょっとそれは難しいだろ」とぼくは思う。Au service de la Franceも同じノリでやってる。

このシリーズは1960年代を選択してるのだが、それもまたいい。この時代は栄光あるフランスの没落をよく表している。ただ、この時代のフランスを知らないと面白さが霞んでしまうだろう。

さてさて、かくいうぼく自身、フランス近代史は受験世界史+alpha 程度しか知らない。+alphaはフランスに住んで自分で見聞きしながら学んだ。

それでもこのシリーズの面白さはわかるのだが、やっぱりせっかくならもっと深く知りたいものだ。そこで、自分で調べつつ、記事にしてみようと思った。

見たいんだけど

と思ってくれた人は大歓迎だ。すんげぇ嬉しい。
いい知らせと悪い知らせがある。

いい知らせは、無料配信だ。

悪い知らせは、言語はフランス語とドイツ語しかない。字幕はフランス語しかない。

日本の配信サービスが配信してくれたらいいのに・・・とすごく思う。

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