サウジアラビアへの旅行-ジェッダの朝を歩く
この記事の続きだぞ!
きょうは何曜日?金曜日!
金曜日が何の日かって?やだなぁ、もう。休日に決まっているじゃないですか?
ご存知でしたか?イスラム世界は金曜日と土曜日が休日なんですよ。そして金曜日の朝は礼拝の時間。したがって、金曜日朝は6割程度の商店は閉店状態。
最近のサウジアラビアは観光に力を入れてるので、以前よりかはマシになってきているみたいだけれど。ぜひ、覚えておきましょう。
空港へ
お間抜けにも、到着後にSIMカードを買い忘れた。その上、フランスのFree Mobileはデータローミングがクソ高い。仕方がないので、SIMカードを購入するために空港へ向かう。
SIMカードを買うだけなら、街のモバイルプロバイダーの店に行けばいい、平日ならね。でも、今日は金曜日の午前中。モバイルプロバイダーの開店時間は午後4時とのこと。
仕方がないので、空港に行く。さすが空港とだけあって、礼拝の時間に関係なくビジネスが稼働している [1]。
ぼくが到着した空港ターミナルはターミナル2だった。Wizz便は格安便なので、ちゃっちいターミナルが割り当てされているようだ。
ホテルに近いにはターミナル1なので、今回はそっちに行く。ターミナル1はサウジアラビアの顔とでもいうべきか。立派な作りだった。ターミナル1はエアサウジ専用に割り当てられているらしい。サウジアラビアの政府方針は国益優先のようだ。わかりやすい忖度で、清々しい。
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モバイルプロバイダーSTCのカウンターには暇そうに携帯をいじるトーブを着た男性が。ということは、こいつはサウジアラビア人か。暇そうだろうが、なんだろうが、作業してくれるなら文句ない。
SIMには電話番号がついていて、データ容量はおよそ12GB。80リヤルくらいだったと思う。
電話番号なんているのかな??と思っていたが、けっこう重要。サウジアラビアではあらゆるところで電話番号を書かされた。ちな、SIMカードの電話番号を絶対に聞いておくこと。SIMカードのプラ板や説明書のどこにも電話番号は記載されていない。ぼくの場合は、友人に電話して自分の電話番号を確認した。
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現金もあった方がいい。サウジではVISA, Masterカードが使えないことがちょくちょくあるようなので、クレジットカードから現金化しておく。ちな、空港ATMでも3台はVISA, Masterを受付してくれなかったぞ。よく覚えておくのだ。
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空港には高速鉄道の駅も併設されている。今回は使わないけど、次の機会があったら使いたいものだ。ちな、高速鉄道の目的はメッカ巡礼とのこと。
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そうそう、ジェッダにはスターバックスはあらゆるところにあった。スターバックス密度でいうなら東京に負けないくらいかもしれない。とぼくは思った。
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サウジアラビアの暑さを知る
ところでサウジアラビアの服っていうとどんなイメージ?たぶん、多くの人は「石油王のあれ」っていうと思う。そうそう、それ。それね、トーブっていうんですよ。別に石油王の特権ではなく、ムスリム的な意味もなく、サウジアラビアの民族衣装。ただそれだけ。
街を歩くとなぜトーブが適切な服装なのか、とよく理解できる。ジェッダの気候はとにかく日光が強い&湿気が高い。日光から肌を守るためにはなるべく全身を覆わないといけない。だから、トーブは長袖、長丈だ。そして、色は白で、温度のあがり過ぎを防ぐ。そして、トーブは風通しがいい服装だ。なので、湿気が高い気候にも適している。
そんなわけで、トーブは実はサウジアラビアの気候にとても良くあった服装だと言える。
そんな経験をしたぼくから言えることは、サウジアラビアに旅行に行く人にオススメは風通しがいい長袖シャツと薄地のパンツだ。麻のシャツはけっこうオススメだぞ。薄地のパンツもユニクロに行けば売っていた気がするぞ。
直感的に半袖、短パンがいいのでは?と思うのかもしれないが、実はこれは失敗だ。なぜなら日光に肌がやられてしまうし。それにサウジアラビアの屋内はかなり寒い。地球環境のためにエアコンの温度を調整しましょう??ないんだな、それが、サウジアラビアには。そんなわけで半袖、短パンで行くと体がかなり冷え込む。
もう一度いうぞ、サウジアラビアに旅行に行く人にオススメは風通しがいい長袖シャツと薄地のパンツだ。
スーパーでお買い物
金曜日の午前中ではあったが、ホテルちかくのスーパーは開いていた。店員はみんなアジア系の顔をしていた。なるほど、金曜日の午前中に働くのはみな、外国人労働者なのだな。
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スーパーはがっらがらで客は4名ほどしかいなかった。せっかくなので、何かおもしろいものがないかと見て回る。
すると、Charcoal breadと英語表記された謎パンを見つけた。
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このスーパーは欧米嗜好が強めのようで、チーズやらイタリア料理の前菜までも売っていた。
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もちろん、湾岸料理に欠かせない肉類も豊富で、鳥の頭とかヤギの頭とかも売っていた。さすがに日本人に見せるものではないので、写真は控えておくぞ。
そもそも頭なんて何に使うのか?フランスで仲良くしてるアルジェリア人(女性)によると、「頭はだいたいスープに使う。でも、若い世代はもう頭の調理法を知らない。私も知らない。母親世代までならなんとか知ってると思う」と言っていた。
ジュースコーナーにも立ち寄ってみる。特に珍しいものはなかった。強いていうなら、アルコール無しビールを売っていることくらい。日本でもすでにアルコールフリービールが浸透しているので、珍しくともなんともないだろう。
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野菜コーナーにも立ち寄ってみる。どれもデカい。キッチンがあるなら自分で料理したいくらいだ。
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スーパーからの帰り道。何やら少し派手な建物が。ぼくにはラブホに見えてしまった。きっと、本当はお屋敷なのだろう。ラブホに見えてしまったぼくは、もう心が汚れてしまったのだ。きっと。
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帰り道にはネコ達にも遭遇する。なんか痩せてるネコだなぁ。。食べれてる?君ら?と素直に思う。が、関わらない方針で。
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ホテルに戻ると、大学が手配してくれたタクシーから電話があった。さっそく電話番号が大活躍しておる。この日はタクシーに乗り、大学に向かう。
(続く。。。)
[1] 宗教行事に関係なくビジネスを動かすため、外国人労働者の力に依存している。サウジアラビアの外国人比率はおよそ3割。
[2] たぶん、マレー系のひとたち。て、いうか、ぼくもマレー系だと思われてた。「英語が達者なアジア系の顔はマレーに違いない。中国人の英語アクセントは強すぎてよくわかる。」と出会ったサウジアラビア人。
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