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ストラスブールに旅行した話をする

ストラスブールへ旅行したので、そのときの話をつらつらと書く。


さて、どうやって行こうか

今回はフランクフルト [1]から出発して「すべて近距離鉄道で」ストラスブールまで旅行した。

なぜめんどうくさい「近距離鉄道」を使ったと言うと、ぼくが ドイツチケット[2]を買ったから。こいつは月に49€払うだけで、ドイツ中の「近距離鉄道にすべて乗れる」という嬉しいチケット。

おけげで、乗り換え3回、旅行時間は4時間にもなった。でも、旅行好きにも苦でもない。
乗り換え行程はこんな感じ
フランクフルト -> マンハイム -> カールスルーエ -> アッペンヴァイラー -> ストラスブール

ちょっとおもしろかったのはアッペンヴァイラー -> ストラスブールへの鉄道。この区間はドイツからフランスへと国境を超える。なので、ドイツ鉄道チケットが途中から通用しない。なので、途中でチケットを買う必要がある。
たまたま乗り合わせたアルジェリア人と一緒に苦戦しながらアプリでチケットを購入した。11€だった。
せっかくチケット買ったのに、チケットチェックは来なかったけど😜

アッペンヴァイラー駅にて。単線ディーゼル線だった。需要は低いらしい。

アッペンヴァイラー駅は、近距離鉄道としての需要は低い様子だったが、しかし高速鉄道にとっては重要な区間のようだ。

ストラスブールってどんなとこ?

ぼくの予想 「フランスっていってもドイツのすぐとなりなんだから、ゆうてドイツっぽいとこなんでしょ」
行ってみた感想「思った以上にフランスだった」

ぼくは普段の生活拠点が南フランスにある。なので、フランスの社会システムと町並みにはとても親しみがある。そんなぼくは「あ、フランスに戻ってきたんや」と身を持って感じた。

ストラスブールは簡単にいうと、たくさんの川で区切られた街と言える。地図を見てみればすぐにわかるだろう。

ストラスブールのだいたいのエリア。

ノートルダム大聖堂が存在する中央の島が旧市街地。「ばえるーーー!」みたいなところをみたければ、ここに行けばいい。
あとの地域は住宅街と住人が遊ぶとこ。観光客にはあんまし関係ないかも。

中央島の間にある橋。めっちゃばえる。
中央島の川沿いには遊歩道がたくさんある。とても気持ちがいい。
Petite France(小さいフランス)と呼ばれる地区。どんな自己主張はげしい名前やねん。小さいサイズの運河通用道がある。水の音がとても心地よい。
トラム停留所Homme der Ferの付近。夜景はなんだか幻想的だった。

歴史博物館にいってみた

歴史博物館に行ってみた。ぼくは歴史が好きなのですよ。特に近世。
Airbnbホストは2時間もあれば十分と言っていた。ぼくの場合はじっくりみたので4時間くらい時間かかった。

この博物館に行っておけば、ストラスブール博士になれるくらいには詳しい説明がされている。オススメだぞ!

中世コーナーにて展示される絵画。キリスト宗教絵画というのは、どうしてこうも変顔マンが登場するのだろう


甲冑をかぶれるぞ!
ナチ [3] 政権下のプロパガンダポスター。フランス的なステレオタイプの詰め合わせセット。鶏はフランスのシンボル動物。胸像の顔が地味にウケる。「ゴミとご一緒に」みたいなドイツ語のフレーズが書かれている。
フランス解放軍が戻ってきたあとのポスター。ナチのプロパガンダポスターを忠実に再現してて皮肉レベルが最高に高い。あえてドイツ語でメッセージを書いてるところも煽りレベルが高い。



[1] フランクフルトってドイツ人の間では Frankfurt am Mainって書かないといけないんすよ。略称でFrankfurt/MとかFFMとかあるけど。なぜなら、Frankfurt an der Oderという街も存在してるから。
[2] 日本語にするとわけわからん名前。ドイツ語はDeutschland-Ticketという。ドイツの「緑の党」がはじめた政策で、最近の調査では「チケットの効果はめっちゃある。以前よりもたくさんの人が鉄道を使うようになった」と結論づけられてる。
[3] ナチってNationalsozialismus の略なんすよ。


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