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豪州備忘録31日目

豪州備忘録も早いもので30日を超えた。こちらでの生活もあと3日ほどとなってしまった。あっという間なのはオーストラリアが私にとって日常になったからだろうか。

こんな直前にも関わらず大学のほうではクラス替えが行われ、新しい先生のクラスに配属された。新クラスは前のクラスでやった内容を繰り返すだけなので内容は大したことないが、クラスが変わったので新しい人と話すのは新鮮だ。私の場合、日本語より英語の方が人と仲良くできるんじゃないかという気がする。語学力とコミュニケーション能力は全くの別物なのだ。

午前の学校が終わると午後は特に予定が決まっていなかった。だがそろそろお土産を買い揃えたいということでブリスベンシティを回った。お菓子などは割と買っているのだが、品ぞろえがあまりに健全なのでちょっと変わったお土産も買うことにした。グーグルマップで調べると、シティの端にアダルトショップがあることが分かった。行くしかないと思い、早速そこへ向かった。

店はまだ昼過ぎだというのにネオンを光らせて元気に営業していた。店内は広く壁際のショーウィンドウには所狭しとアダルトグッズが並べられていた。店のつくりはちょっとしたロフトのようになっていて1階は女性用ドスケベ衣装とレジで、そのほかに地下と2階があった。まずは地下フロアに行った。そこはAVコーナーになっていて結構な数のAVが綺麗に陳列されていた。しかも驚いたことに全て無修正なのだ。パッケージから美女の裸体があらわになっていた。日本では無修正のAVは禁止されているはずだが、オーストラリアでは合法である。これもオーストラリアのおおらかな風土によるものなのだろうか。しかも値段もそれほど高額ではない。新しいものなら30ドルするものもあるが、安ければ10ドルで買えた。私はあまりの感動に一つ買うことにした。ちなみにゲイものも豊富であり、ゲイコーナーは筆舌に尽くしがたい光景が広がっていた。

2階ではディルドや小物が売っていた。その中でもとりわけ目を引いたのはカードゲームである。どんなルールかはわからないが、カップルにムラムラするのを促すようなゲームや下品なイラストが描かれたカードが置いてあった。私はそのなかでも正体不明の「SEX」とだけ書かれたカードが気になったのでSEXカードゲームも買うことにした。AVとカードをレジにいた店主らしきおばさんに持っていくときは少し恥ずかしかったが無事購入することができた。レジでおばさんが中身がわからないように茶色い袋に入れてくれて、素晴らしいサービスに感動してしまった。店を出るときにギャル二人組が店の前で盛り上がっていて興奮した。

追記:その後で調べて分かったことだが日本への無修正AVの持ち込みは法律で禁止されている。見つかった場合最悪起訴されかねないので持って帰るのはやめておこうと思うが、その場合困るのはAVをどう処理するかだ。一番手っ取り早いのはホストファミリーの次男アンガス少年にくれてやることだが、敬虔なカトリック教徒のソニアおばさんがそれを知ったらブチ切れるおそれがあるので注意が必要である。


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