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豪州備忘録28日目

オーストラリアの大都市といえばシドニーやキャンベラ、メルボルン、ブリスベンなどがあるが、忘れてはならないのはゴールドコーストである。ゴールドコーストは比較的私が滞在しているブリスベンに近いので、中心地まで電車とバスを乗り継いで2時間ほどで行くことができる。交通費も往復で2000円ほどなので割と気軽に迎える場所だ。そんなわけで今日は九大の人たちと一緒にゴールドコーストに行った。

到着したときゴールドコーストは雲一つない快晴だった。駅でさらに中心部まで乗り換えようとしているとゴールドコースト大好きおじさんのカルロスに話しかけられた。カルロスは気さくなおじさんで街を案内してくれるというようなことを言った。確かにカルロスは優しいし私のことをBTSのようにハンサムだと言ってくれる正直さもあるいいやつなのだが、さすがに会ったばかりのおじさんとずっと一緒は辛いので遠慮しておいた。

トラム(オーストラリアの路面電車のこと)に無事乗り換え、まずはゴールドコーストの有名なビーチであるサーファーズパラダイスに向かった。ビーチに着くとその景色がものすごかった。ゴールドコーストは海岸線が約57㎞続く巨大な海岸で島や船など遮蔽物が何もないので見渡す限り水平線が広がっている。そんな景色はたぶん日本じゃ見られないだろうし感動だった。それにすごく眩しい。天気が良すぎるせいで紫外線がめちゃくちゃ強いのに加えて海の照り返しが激しくてまともに目も開けられなかった。ビーチ全体が輝いて見えた。私にとっては比喩ではなくゴールドコーストだった。天気がよく暖かかったので多くの人が泳いでいた。今日は多くの学校で学期の終わりらしいので、特に人が多いとソニアおばさんが予期していたが確かに人は多かった。私も水着に着替えて海に入った。入ってみて気づいたことだが波が高い。浅瀬なのにすごく波が強いし高い。サーファーズパラダイスというのも本当だった。

これだけ波が高いと泳ぐというより波を受けるという感じだった。海にいる人たちも遠くから見ると泳いでいるように見えたが、みんな波を受けているだけだった。この波を受けるというのが案外楽しい。波の質量を感じて波に揉まれるので’’地球’’を感じた。

そのあと昼食のためにレストランに入った。他の人はバーガーなどを食べていたが、私はビーチでソニアおばさんが作ってくれたサンドイッチを食べたのでビールを一杯だけ飲んだ。ランチを終えるとお土産を選んだりして時間を潰した。ゴールドコーストは店も豊富だし、海も綺麗でよかったので留学はゴールドコーストがよかったと思った。

夕方になってゴールドコーストのタワーに上った。入場料が31ドルだったので正直登る気になれなかったが、登ってみて正解だった。海が無限に広がっていて絶景だったしゴールドコーストの写真でよく見る景色を見れた。夜に少しだけゴールドコーストに留学したS大学の友人と待ち合わせをしていたので大学の友人たちは先に帰って私が後で一人で帰ることにした。タワーの上で時間をお潰していて、サンセットの綺麗な写真が撮れるかと思ったが時間的に撮れなかった。

S大学の友人とは無事に会うことができ帰った。帰りに夕飯として、ハングリージャックス(日本のバーガーキング)のハンバーガーを食べた。結局帰宅は11時頃になり疲れ果てていたのですぐに寝た。


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