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Duolingoのいいところ

こんにちは。相変わらず外は寒く、気づいたら二月は終わり、時間の経過に焦燥を抱く毎日です。

さて、UXデザイナーになりたい僕は、不定期で「いいな」と思ったアプリのUXを言語化し、アウトプットすることにしました。

まずはDuolingoから。
語学学習アプリであるDuolingoは、その可愛さ、コンテンツの充実さ、そしてUXの素晴らしさから非常に人気で、今では世界で5億ダウンロード。アメリカでは公立学校で英語を学ぶより、Duoでアプリを学ぶ人の方が多いということも囁かれています。

まずはUXの前に、企業的・プロダクト的な面から見ていこうと思います。
まず、Duolingo(DUOL)の株価は、2023年末には株価が年初の240%上昇。2021年7月上場ですが、直近12ヶ月の売上高は4億8400万ドル。
時価総額が20億ドルから100億ドルの企業をミッドキャップ企業と言いますが、S&Pの中型株指数であるS&P400は2023年の頭から14%上昇しました。このことから、Duolingoがどれだけ伸びているかがわかるでしょう。


中型株の注目銘柄、語学アプリDuolingoは1年で「3.4倍」に | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)


そんなDUOLのミッションは、「世界中で最も優れ、どこでも手に入る教育を行うこと。言語を学びたい人がどこにいても誰でも、楽しく・自由で・効率的に言語学習を行えるようにする」(ガバガバ翻訳です)
DUOLのサイトも非常に可愛いので、ぜひ見てもらえればと思います。日本語版はなさそう、、、?
(マーケティング・デザイン・PdM・教育・ビジネス・人事財務がほぼ同じくらいの人数割合に対し、エンジニアが全体の45%いることも、IT企業におけるエンジニアの必要性、そしてエンジニアとしての仕事の将来性、希少性を感じました)
Duolingo Careers


そして半年以上前のデータですが、DAU(Daily Active Users)は2030万人、MAU(Monthy Active Users)は7260万人、有料会員数は480万人とのことです。
いくらか社長のインタビュー記事を見つけたのでご紹介します。

語学アプリ「Duolingo」世界で独走 学習達成感に勝機
全世界を目指すには?―「Duolingo」創業者が語る“グローバル・スタートアップの着眼点” | DRIVE - ツクルゼ、ミライ!行動系ウェブマガジン
そして二つ目の記事からこの二箇所を引用します。

この時、独学で語学を学ぶ上で最も難しいことは「モチベーションを維持すること」だと気づいたんです。そこで私たちはできるだけ楽しいものにして、私たち自身も楽しく使えるようにつくり始めました。こうしてDuolingoはゲーム仕立てになりました。ゲームのように退屈せず楽しく感じられ、しかも無料で学べる語学学習のアプリです。

記事中より

――重要指標にしているKPIはなにか。
Dulingo のすべてにおいて最も重要な指標は 1 つだけです。投資家からは「売上はいくらか」と聞かれることがあり、もちろんそれも重要ですが、1つだけ選ぶとしたら私は「アクティブユーザーの維持率」を選びます。この指標は、今日Duolingoを訪れた人の中で、過去7日間にDuolingoを利用した人がどれくらいいるかを見ます。つまり、今日来てくれた人が明日また来る確率はどれくらいか?これが私たちの重要指標で、今は約80%に達しています

記事中より

つまり「いかにユーザーに継続的に勉強させるか」を最重要として捉えている。
前置きが長くなりましたが、この最重要項目のためのUI・UXを挙げていきます。

施策1 めちゃくちゃ褒めてくれる

この緑の鳥がDuoと呼ばれる公式キャラクターです。 この子がめちゃくちゃ褒めてくれます、可愛い。
問題に正解すると「よくできました!」「いい感じ!」って言ってくれるし、難しい問題に正解するとバイブがなってより達成感を得れます。

一回のレッスンが終わればこんな感じ。競合となる他の言語学習アプリはここまで褒めてくれませんし、ここまでカラフルで可愛らしいこともないでしょう。これがDuolingoの最大の魅力です。

施策2 連続記録


レッスンをクリアすると連続記録をつけてくれます。僕は一週間以上続けると、そこから記録を途絶えさせるのが怖くて、結局1日1回はレッスンをしよう、って気になります。

ガジェットとして日数を表記してくれるのもいいところで、このスクリーンショットはお昼に撮ったんですが、夜になるとDuoが死にそうな顔でこっちを見てきます。

Duolingoは体力制で、無料ユーザーは最大5個までライフを持っておくことができます。この5個が絶妙で、無限とは違って緊張感を持ってレッスンに取り組めます。 しかしライフの回数分間違えてしまうと、そのレッスンはクリアできません。連続記録が途絶えちゃう・・・と思いきや、発音トレーニングやライフを消費しないレッスンも何個かあり、結局延命のためにまたレッスンをやることになります。策にハマってる気がします。

施策3 フレンドの存在


Duolingoはサブスクでは珍しく、友達とお金を折半して課金することを奨励しています。そのため友達と勉強する機能も備えられていて、

フレンドと学習度合いであるXPを比べたり、学習目標であるクエストを一緒にやったりできます。
これも結構大きくて、「あの子がこれだけやってるから、自分も頑張らなきゃ・・・」という気持ちにしてくれます。
意外とDuolingoをやっている人で「友達と一緒にやっています!」って人は見ませんが、非常に有効なのでお勧めしたいです。

施策4 リーグ戦

勝手にリーグに放り込まれます。
一週間でXPをどれだけ貯めたかで順位がつき、高い順位だと上位リーグに進みます。やっぱり降格は避けたいので、ステイを最低目標にレッスンを受けるモチベーションになります。
(24位まで100以上XPの差があるので、頑張らないとですね)

施策5 たまにアイテムくれる


先述の通り、Duolingoは課金するとライフが無限になります。 つまり残りライフを気にせずにレッスンを受け放題になるのですが、たまに「お試しで課金プランを提供するよ〜」って三日間分の課金プランを無料でくれます。 そうするとその三日間は頑張らないと損した気分になるので、めちゃくちゃレッスンを頑張らせられる、というわけです。
また「どれだけ頑張ったか」の指標であるXPですが、たまにXPブーストとして、一定時間XPが二倍得られるアイテムをくれる時があります。 これが15分とかなので、「この1レッスンだけのつもりだったのに、あと15分やらなきゃ・・・」と思わされます。
なんかまんまと嵌められてるみたいで悔しいですね

ここを改善してほしい!

アプリ内通貨でダイヤがあります。ハート1個あたりダイヤ100個で交換できますが、このレートをもう少し安くしてほしいですね。 1日20ダイヤくらいしか平均で集められないので、もっとレートが低いともっと勉強できるのに・・・と感じてます。

ひと単元あたりが長いのも変えてみてほしいです。 一つのユニットにレッスンが20個くらいあるので、そのユニットを終わらす前に飽きて次のユニットに行ってしまう・・・ということが起きてしまいます。もっと精度が上がればレッスンの数も減るのでしょうか?頑張れDUOL。

言語ごとにライフを分けてほしい。 アプリ内共通でライフ5個なので、複数の言語を勉強しようと思った時になかなか進みません。課金しろってコト・・・!?


さて今日はDuolingoの優れている点をまとめました。 モチベーションを維持されることによって、学習している言語の基本的な部分はカバーできるので、言語学習をしている方には本当にお勧めです。

以上です。拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます!

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