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ASD(自閉症スペクトラム)の周辺

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まだ一般的ではないASD(自閉症スペクトラム)の周辺のあれこれ  母(年齢90年と2年)に振り回されてきた人生ともいえるけど、 それだけじゃない。転んでもただでは起きない風見婆の… もっと読む
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境界知能・発達障害と子どものような親

境界知能知的障害は発達がゆっくり 境界知能の話をする前に知的障害について書いておきます。 最近よく聞かれるようになった発達障害は能力の凹凸があります。 ある面ではとてもよくできるのに、ある面は苦手でできないことがあるという特徴が目立ちます。 それに対して知的障害は全般的に発達がゆっくりです。 基準としてIQ値70以下が知的障害とされ、公的なサポートがあります。 (私は40年くらい前に関、このサポートの対象にあたる子ども達、青年たちに関わっていました。 その頃、精神発達

多様な世界で自分の好む現実を創造する

いつも *母娘・ASD・介護 関連の記事 *エイブラハムの教え中心のスピリチャルな記事 と2分野に分けて書いているけれど、今回はMIXして書きます。 発達障害は神経発達症と呼称が変わっていくらしい神経発達症(neurodevelopmental disorder) 先に引用した記事によると 神経発達症 はそれぞれの特徴をより広い概念でとらえる言葉のようだ。 また、動画の説明を聞くと、 自閉症スペクトラム ASD  Autism spectrum disorder di

ASD母娘あるあるお姫様と召使

ちょっと笑えてちょっと悲しいエピソード 風見婆(還暦過ぎ)の老老母(90代超え&ASD傾向強め)最近、高齢者サービス住宅に入居したのね。 自分の身の回りのことはできていたし、一人でバスに乗って外出もできる元気婆様だった。 細かい部分の清掃、献立を考えての食事作りは少しづつ怪しくなっていてきてはいたけれど。 なので、高サ住に入居するタイミングとしては結果として良かったと思っている。 移動は飛行機の距離のだったので、空港まで送って行ったの。 空港って歩く距離がかなりある

ASD(自閉症スペクトラム)の老後と介護&家族代行という選択

今回は、私が老いた母(発達障害・ASD)と再び11年間ともに暮らした体験で、悩みながら得た気づき、現状を改善するための行動、自分の気持ちの変化とその時々の思いなども含めて書いてみたいと思います。 母は93歳 私は還暦過ぎですが、11年間の紆余曲折を経て、母の直接的な世話は家族代行業の方々に今年からお任せしています。 家族代行について知りたい方は、目次から4家族代行という選択をクリックしてください。 母親がASD(ADHD)の場合の情報はまだあまりなく、老後となるとさらにな

職場のカサンドラ症候群

カサンドラ症候群の原因 パートナーや家族等でASD(自閉症スペクトラム)の特徴を持つ人と接することで生じる心的ストレスの積み重ね 当人の苦しみがパートナーや周囲の人に理解されず、孤立した状態に置かれること 主な症状 身体面  不眠 頭痛・偏頭痛 体重の増減 自律神経失調症 精神面  抑うつ状態 パニック障害 自己評価の低下       孤独感・孤立感を感じる 情緒不安定      自己喪失感 罪悪感  無気力 詳細はこちら 小さな職場、狭い人間関係の中でおこりやすい

子どものカサンドラ症候群

カサンドラ症候群って? パートナーや身近な家族がASD(自閉症スペクトラム)であることで、コミュニケーションがうまくとれない状態が続き、 心的ストレスから不安、抑うつ、PTSDなどの症状が起きている状態 共感性の高い女性に多いとされる。 *なおカサンドラ症候群は精神医学の正式名称ではない カサンドラ症候群で苦しむの典型的な例は ASD夫と妻のパターンだが、 その他、親子  兄弟  職場の仲間(上司と部下) もある。 参考 【夫や子供に疲れた女性必見】カサンドラ症候群と