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Slerから社内SEに転職して苦労したこと

ITインフラ系の運用保守経験が全くない状態で、ITインフラの運用保守業務を担当しました。着任当初、業務における常識がなく、話に全くついていけないため、とにかく焦りました。

今はその状態から抜け出すことができたので、やってきたことを振り返ってみます。


着任前

着任前に1ヵ月ほどの余裕があったため「YouTubeでITインフラ知識系の動画を視聴する」や「疑似的なプロジェクトを考えて実践する」などの予習を行いました。
これらの活動は、ITインフラの用語を理解する上で一定の助けになりました。しかし、実務で求められる知識が明確でないと、学習の効果は限定的で、それほど意味がないと感じました。
とは言うものの、YouTubeには優れたコンテンツを提供している方々が多く、必要な知識が明確であれば非常に有効だと思います。

着任後

着任後は、以下の手順で理解を深めていきました。

1.基本知識を確認する

まずは、業務で必要される分野と関連分野の知識を要素に分解して、1つ1つをじっくりと理解しました。
以前読んだ将棋の漫画で、登場人物が将棋を覚える時に「過去の優れた棋士の棋譜をひたすら並べる。何度も繰り返して、その手の意味がわかるまでやる。」と言っていたので、信じてひたすら実践しました。
配属されてしばらくは目の前の業務に追われ、周囲から冷たい視線を感じることもありましたが、自分を信じでやり続けました。

2.少しずつ挑戦する

基本知識が最低限身についたと感じましたので、リスクが低いことから新しいことを色々と試しました。
リスクが低いことが大前提です。社内ITインフラの根幹部分にいきなりコマンドを投げると大変なことになるので、自分だけにしか影響がない独自の環境を構築して試しました。
ちなみに、ネットワークの基本的な知識はCisco Packet Tracerを触って身につけました。

3.発信してみる

業務対応力がある程度身についてきたので、より実用度の高くリスクも低くはないことに挑戦しました。その中で学んだことを定期的に職場に発信することで、上司や同僚から一定の信頼を得られたと思っています。

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