見出し画像

【火山噴火に備える】富士山噴火①江戸時代の大噴火

富士山は日本最大の活火山です。
今回の記事では、過去の富士山噴火でどのようなことが起こったのか、具体的に見ていきます。

富士山の噴火として最も新しいものは、江戸時代中期におきた宝永大噴火。
1707年(宝永4年)、噴火は約2週間続きました。

富士山麓で比較的大きな地震が数十回おこり、富士山南東斜面から白い雲のようなものが沸き上がったのが噴火の始まり。
高温の軽石が大量に降下。
噴煙の中に火柱や稲妻が目撃。

この時に噴出した火山灰が、100km先の江戸でも積もったようです。
関東一円に降り注いだ火山灰は、農作物に大きな影響を与えました。

実はこの年に、富士山の噴火だけでなく巨大地震がおきています。
宝永大地震です。
東海道沖から南海道沖を震源地として発生しており、まさに江戸時代の南海トラフ巨大地震。
この地震の49日後に、富士山の宝永大噴火が起きています。

南海トラフの地震と富士山噴火が連動する可能性、十分注意する必要がありそうです。

プレートがぶつかり合っている日本列島。
少し離れた場所の地震や火山噴火であっても、お互いに影響しあっている可能性があることを注視したいと思います。

◆関連記事
【火山噴火に備える】日本の火山災害
【火山噴火に備える】火山噴火の影響が少ない場所は?

日本は世界有数の火山大国!
火山活動に備えて、大難を小難に、小難を無難に変えていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?