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私の詩作について


[年代]

・30代~第一詩集の第1,2章
うちの家族親族身近な人達の誰もゴシック、シュルレアリスム、現代詩を知らなかったし、私自身も知りませんでした。第一章は一般的な詩ややさしいポエムしか知らなかった頃に作ったものです。第二章の五行歌は公募の時に偶然知りました。その頃に出版社に原稿を持ち込んだところ、評価され執筆出版の依頼がありました。また、五行歌が公募で入選しました。
・40代~第一詩集の第3,4,5章
順番的には5章の方が先に出来たけど、詩集の構成上3,4章と順番を入れ替えました。この頃にオンデマンド出版を知りました。出版社を通じた従来の出版だと費用が高額なのでそれを目指すことにしました。現代詩を知り、一般的な詩から作風が少し変わりました。哲学をよく読むようになったのもこの頃でした。それまでも心や精神、スピリチュアルな感じではあったけど、西洋哲学が増えました。
・50代~第一詩集の第6,7章、第二詩集
ゴシック色が濃くなりました。昔は知らなかったので前向きでポジティブ、ピュアなものを作っていました。そして今までどう頑張っても短い詩しか書けなかったのに、長い詩がよく書けるようになりました。現代詩で長いものは完成させるのが難しいけど、やり甲斐がありました。そして現代詩の公募で念願の入選を果たしました。

[作風]

・恋愛詩が少なく、ほとんどない。そもそも恋愛というものが苦手で、恋愛とは関係ない分野の方がいいという感じ。
・心霊オカルト心理学哲学占星術などの要素をよく取り入れています。
・体系的、セットで作ることが多い。春夏秋冬火地風水十二ヶ月など枠組みがあると作りやすかったです。これにより作成スピードが速くなり量が多く作れました。
・身近なものや現実的なものが苦手。抽象的で幻想的な方が作りやすいです。昔公募でこの点を指摘されたので気を付けていました。身近で現実的なものは難しいし、幻想的な方が自分の本領を発揮できると思うけど抽象的一方幻想的一方でも質が下がるかと思い、そういう要素も取り入れるようにしています。
・タイトル、サブタイトルに凝る。最初の頃出版社の審査員の評価の文を読んで心がけていたというのもありますが、単純で簡単なものよりそれだけで一行詩や一言詩のような感じにしたいと思いました。
・詩とは感性や情緒という感じがしますが、私は現代詩を読んで知性の方を感じました。普遍とか真実を追求するようなものを込めて書きたいと思いました。
・ネガティブ。一般的な詩ややさしいポエムしか知らなかった頃は前向きでポジティブでピュアな作風だったところが昔と変わりました。ゴシックとHR/HMなどRock音楽(子供の頃からRock好きで10代の時からMetalファンだった)は割と似ているので、やっと詩作と一致してきたな、と思いました。
・人体数学科学など理系をよく書きます。学校の勉強では苦手だったけど、それを詩的な言葉にするのが好きです。
・一見詩と関係無さそうものと合わせる。心とか季節とか花や月などだけだとありきたりで平凡な感じ。そこに何か驚きのようなものを入れたいと思いました。
・これはSNSを始めてからのことですが、全公開垢だと本音が言いにくいということです。ちょっとしたことでも隙を見つけられると批判されるような、何か1ミリの間違いもないド正論でないと駄目みたいな、これでは呟く気になれない。そこで言いたくても言えない、本音が言えないその気持ちを詩的な言葉で表現する、また投稿するのを控えたり、リツイートに頼ったりしていました。
・一般大衆的でない。そもそも性格自体がマニアックでマイノリティ、マイナーなタイプ。

[影響を受けた詩人]

ボードレール、ランボ-、萩原朔太郎、宮澤賢治、高岡修、田中佐知、大手拓次など
最初は「詩とメルヘン」「MY詩集」などを読んでいたけど、後に「現代詩手帖」「現代詩文庫」に変わり、更に「TH叢書」などを読むようになりました。

[SNS]

第一詩集入稿後にTwitterを始め、更に今年からnoteを始めました。昔ブログをやっていた時はいくら投稿してもフォロワーゼロとかやっと1人。その頃に比べればずっと恵まれた状態になりました。しかしそれでも他の詩垢の人と比べるといいねの数も反応もとても少なくて引けを感じました。現代詩は売れないし受けないジャンルだとは知っていたけど、やはり落ち込みました。いいねやフォロワーの多い人が羨ましくて仕方なかった。けど人間関係が苦手で、自分から人に絡んだり進んでいいねやフォローする積極性もないので、自業自得かと思います。
自分としては本当に一生懸命頑張って苦労して、最大限の力で最高傑作になるように作ったのに、骨折り損だなと思ったものです。
第一詩集は本来数冊になるところを一冊にした為、量が多すぎて値段も高くなってしまったこと、第二詩集は紙版が出来なかったことなど不器用な製本だったとも思います。全部自分一人だけで作ったので難しかったです。
家族親族や身近な人達の中には現代詩への理解者がいない(ちなみに友達自体がいない)ので、ネットの人など遠い場所にいる人達が頼みの綱でした。少数だけどフォロワーや読者の方に評価してもらった時は本当に嬉しかったです。入選できた時もホッとしました。
最初はずっといいねや反応が薄いと落ち込んでいたけど、最近はむしろそれでもいい、いいねされるよりこちらが自分の書きたいことを書きたいと思うようになりました。逆に人に反応されやすいタイミングでやると人のことを気にする性格なので、呟きにくいという面もあったので。
そして、どうせSNSなどやめたいと思っていたのでそれなら書きたいことを書いて、出すものを出して終わろう、著書も読まれることなく終わるより、せめて作品を見てもらってからやめるのだ、だからnoteでほとんど公開しようと思いました。





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