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幸せに生きる



気持ちは晴れなくても
連絡が入り、巻き込まれるように忙しくなると
いつのまにか、気が晴れている

毎日笑顔で迎えてくれる人たちがいて
一緒に笑える人がいるのは
本当に幸せなことだと思える

人は誰かといるから、人でいられる

誰かといると、いざこざやトラブルも起こるけれど
ひとりぼっちで生きていくことはできないし
誰かに喜ばれたり、頼られると嬉しい

2泊3日のショート利用の利用者さんは
全介助の要介護5だが
穏やかな笑顔と可愛らしさで、皆にアイドルのように可愛がられて過ごした

ケアマネに聞くと、自宅やデイでは札付きの意地悪で
介護者もデイの担当者も泣かされていると聞いて驚いた

こんな面白いことが毎日のように起こる介護の現場で
仕事をして、生きて、笑えることに心から感謝したい

何かあれば、一緒に怒ったり泣いたりしてくれる仲間がいて
仕事だけではない、つながりを感じることができる

頼ったり、頼られたりしながら
同じ方向を向いて、毎日を送っていく

この繰り返しが
暮らしであり、生活であり、人が生きる意味なのかもしれない

大きなことができなくても

名をなすことができなくても

一緒にいられることを喜べる人がいて
ともに過ごせる時間があること

それが

生きているということなのだろうなあ



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