HSPのわたしの職業
アルバイトを含めるといくつか仕事もしましたが、一番長かったのは前職のアパレル販売員です。
接客業ってクレームや、特に販売系はノルマなどなかなかキツイ部分がクローズアップされがち。
確かにどちらもありましたが、それでも私にはとても合っていましたし一度もこの仕事を嫌いになることはありませんでした。
販売職
大きい音が苦手ではありますが、駅ビルや商業施設での就業は割と快適です。
例えば当たり前ですが、お客様を迎えるための場なので、清掃も行き届いていますし冷暖房も快適な温度で保たれています。
明るさも不快感のない照明の当たりですし、働く立場としてもそこは良かったです。
ノルマですが、個人売上がありました。
予算達成率が全国順位で出たりとか。
これは向き不向きはありますが、どちらかと言えば共感力の高いHSPさんはお客様が求めているものを察知する能力に長けています。
また空気を読む力がある人も多いので案外売れたりするのですが、顔色を見過ぎてトークに持ち込めず…というパターンに陥る人も多々。
これは練習あるのみです。
素材感や色、お客様の雰囲気に合わせるというコーディネート力がある人もHSPさんには多いのではないでしょうか?
独立する
わたしはその後独立して、現在はフリーランスとして働いています。
アパレルから派生してアクセサリーのデザイン、制作そして販売をしています。
販売スキルやトレンドリサーチ力はアパレル経験からそれなりに基礎があった上でスタートしましたが、デザインと制作は完全に自分の表現力と直感頼みです。
あとはライティングのお仕事もささやかながら行なっていますが、基本的に表現を職にするのが私の場合は性に合っています。
HSPであることを強みにして仕事の武器に出来ればという思いでこの仕事を始めたわけです。
1人で働くようになると、意外にも企業に勤めていた頃以上に人と関わります。
自分で営業をかけないといけないからです。
もしくはオファーいただいた案件に対して、自分が前に出て(というか自分しかいないので)交渉をしなければならない。
これは人の顔色を見がちなわたしは結構辛い作業でもあるのですが…
これ以外はHSPであることが、もはやアドバンテージになりつつあるなと感じたりもしています。
ダメだった仕事
合わなかった仕事も実はあるんです。
まだ21歳くらいの頃に県の臨時職員(市や県、警察とか)の一般事務を半年だけ経験したことがありました。
もちろんただの臨時職員なのでそんなに難しい仕事はしないのですが、閉塞感といいますか自由度の少なさが辛かったです。
おそらく同じ事務職でも企画開発や営業事務のような、そういうものだと違ったのかもしれませんね。
これはHSP関係ないかな。
あと、書いていて思い出しましたコールセンター。
これは無理でした。HSPが故に研修期間で辞退したので。
かなり広いフロアで電力会社のコールセンターでした。
数百人が同じ方向を向いて、各々イヤモニを付けて電話越しのお客様とお話しするんですね。
(テレビなどで見たことがある、あんな感じです。)
…部屋に入った瞬間酔いました。
全員が全員同じトーンで全く別の会話を喋ってるんですよ。ずーっと。
もう、雑音なんてものじゃないです。
商業施設などと違って区切られた部屋の中ですから音が壁にぶつかってまぁ…酷くて。
あれほどに雑音で吐き気や眩暈を起こしたのはあそこ以外ではありませんでした。
ひとつ気になるといろんなことが気になるもので、人の匂いも気になり始めたわけです。
わたしはもう壊滅的に合わなかったので、早々に辞めてしまいましたね。
もちろん環境によってはできる方もいると思いますのであくまで私のパターンは、です。
就職、転職先を悩まれているHSPさんのお役に少しでもなれば幸いです。
ではでは。
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