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『私のきんぽうげ物語』自分のためにフラワーエッセンスをつくる旅⑤

それは奇跡なのだとおもう。ほんとうに。

フラワーエッセンスは、自然の四元素のエネルギーが必要なことはもちろん、人間の意図、道具や実際の作業、時間、その全てが然るべきタイミングで揃った時にのみ完成する。

それをこの身で体験した。

初めははきんぽうげの咲いている場所に置いて、光を当てた。
黄色が、太陽の光を吸収してさらに黄色く、黄金のバターのようになっていく。

きんぽうげの英名が「バターカップ(buttercup)」、バター色をしたカップ状の花」というのも納得だ。おいしそうな名前!

しばらくすると、日の差す位置が変わってきたので、ボウルを移動。

昔は、田んぼだったというその場所に

自分の傍らにボウルを置いて、きんぽうげの広がるその場所を眺めながら、至福を感じていた。

フラワーエッセンスが出来上がるまでの時間は、なんの取り決めもない限りなく自由な時間。

観察をしてみたり、スケッチをしてみたり。
きんぽうげの存在と繋がり、戯れる。

虫メガネでみたら本当にピカピカ

スケッチしたり、触れたりすると、目で見た印象だけでは気がつかなかったことに気づく。
花びらの光沢。中心部の黄緑色。蕾の形のユニークさ。茎の太さ。葉の形。黄色の花はうっすらとほんの少し香ることを知った。言葉には表せないくらいのわずかな花の香り。

そうして過ごしたあとは、目を閉じて、きんぽうげの存在を感じてみる。

きんぽうげは私に何かを伝えてくれるだろうか。

「Be the light」

そんな声が聴こえた気がした。

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