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アグニモリーの植物観察⑨エレメント編

シュタイナー的植物観察でみていく「かたちの背後にある力」には四大元素、4つのエレメントの要素がある。
地、水、火、風…私たちと自然を構成する4つの質を表している。

四大元素については、占星術やタロットで(なんとなく)知っていたが、エレメントといえば、この夏「マイ・エレメント」という映画を観た。

交じりあってはならないとされている火の女の子と水の男の子が恋に落ちるストーリー。四大元素の特徴が、誇張気味ではあったが面白く表現されていて、四大元素が映画の題材となったこと自体が興味深い。

ちなみに私は、西洋占星術では地のエレメントが多い、かなりアーシーな人といわれる。でも、アーユルヴェーダの脈診を受けると、たいてい火と風の人、と診断される。
それぞれにエレメントのとらえ方が違うこともあると思うが、どちらも私らしいと感じる。何にせよ、全部を持っているにはちがいない。それは植物も同じなのだと感じる。


地のエレメントは動かず、持続する力。重くてしっかりとしていて冷たい。
水のエレメントは受け入れ流れていく力。丸くてやさしい。
火のエレメントは創造する力。熱くて強い意志。
風のエレメントは自由に動く力。とらわれない軽さ。

さて、アグニモリーさんを構成する4つのエレメントの特徴は?

水のエレメントは、あまり強くは感じなかったが、花弁の形の丸さや、平らさから感じることができる。

次に土と風。この2つは私の感覚では同じくらいだろうか。水よりは多かった気がする。
茎にはしっかりした硬さも感じたし、開花後は風に揺れてそよいでいた。

茎はしっかり
ゆらゆら

最終的に観察をとおして、アグニモリーから私が一番強く感じたエレメントは、火のエレメント。

変容し、上昇していく力。
形を変える創造力。

これは、観察をしてみたからこそ感じることができた植物のエレメントの世界だ。
この力が、私たちの内なるエレメントにもはたらいていくのだろうか。

少なくともアグニモリーは私の「内なる火」を刺激した。小さいけれど、こんなにもパワフルな花だったなんて!

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