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命の年輪


ちょっと変なこと書きます


昨日、ちょっと事情があって
全身麻酔をしたんですが
その時の話


なんかうまく言えないけど
命の年輪みたいなものを見ました


麻酔が効きすぎたのか
あんまり効いてなかったのか

ある程度目が覚めてからも
全然身体の自由は効かなくて
寒いのか寒くないのか分からないのに
歯がガタガタ震えて止まらなくて


10分くらい
あっちとこっちの境目に居た気がします



意識だけの中で
空なのか地に足がついているのか
分からない空間に居て
その年輪のような光の流れのようなものを
みていました


その年輪一つ一つは
命なんだってことは理解できて、
今までずっと続いてきたものと
自分の後にもずっと続いていくものが見えました


でも、その光がまとまって吸い込まれていく先にいかないと
元の世界に戻れないっていう感覚があって
一生懸命飛び込もうとするんだけど
全然前にも後ろにも進めなくて

で、

次の瞬間
あれ⁈もしかして亡くなった人はみんなここで
この年輪を眺めているのかな
私ももう元の世界に戻れないのか⁇
もうみんなに会えない⁈
もう色鮮やかな世界には戻れない⁈


そう思ったら急に鎖が切れたように
渦の中心から離れて
遠くに流されてしまいました。


そしたらうっすら
○○さん!!○○さん!!
と呼ぶ声が聞こえ
周りの看護師さんたちが
『お疲れさまでしたーーー』
って言ってるのが聞こえました(笑)


向こうに行かないと戻れないって思ってたけど
手から離れて行ったら戻れました。


なんだかよく分からないけど
戻ってこれて本当に良かった


その後出た病院のご飯も
普通のカレーだったけど
なんかすごくありがたくて
食べられることの
ありがたみをめちゃくちゃ感じました
生きてるって思いました。


今日もふとした瞬間に
あれは何だったんだろうって
何度か考えました
考えても答えは出ないけど…


でも、

今生きてるって言うことは
すごく奇跡的なことで
一日一日を大切に生きていこうって
改めて思うきっかけになりました。



おわり。






写真はCannonさんの
光の線の撮り方みたいなページから
お借りしましたm(_ _)m







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