【Case2大手金融女子マリコとハリネズミ男子の行く末とは（前編）】

バリキャリウーマンマリコが、【お相手精神分析】をオーダーしてくれたのでお茶してきたよ✌️

【お悩み】いまの彼とずっといっしょにいるためにはどうすれば？

【彼はこんな人】
「最後は孤独に死んでいくんだ」
が口癖の彼。

「毒親に育てられた」と言いつつ、
「親が来いというから」毎月母親の元まで行くものの
「母親は何を言っても変わらないから」
と愚痴を吐く。

親の都合で転勤を繰り返し、
転校先でたびたびいじめられ、
常に比較し叱ってくる親の言うことを大学受験まではきいてきたものの、
大学一年でぷっつん。

そこから8年の引き込もりを経験。
その間は、読書などして過ごすも
「そろそろこのままではいけない」と一念発起、
専門講座を受けた後、某IT企業でなんと無給で2年の修行。

その後フリーランスとして30社以上の「転職」を経験。
深い関係になりそうになると自ら手を引く、嫌になったら辞める、を繰り返す。

齢50代に差し掛かり、今後の行く末を心配。
お金は自分の趣味（車や自転車）、セルフ美容（ボトックスやヒアルロン酸）にはかけるものの、
マリコのグルメや旅行には若干しぶりがち。（ちゃんと出してはくれるけどね！）
どうせひとりだから、と言う割には、人との関わりを求めている。

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◉「ずっといっしょにいる」＝「結婚」という方程式は正しいのか？

結婚は一つの縛りにはなるが、「法律で縛られているからしょうがなく一緒にいる」
という状態が果たして幸せな状態なのかどうか。
共働き、ましてや経済的にどちらかが依存している状態ではない二人が、
忖度して一緒にい続ける必要性は乏しい。
法律的なくくりではなく、お互いにずっといっしょにいたい、と思われる状態を存続するには、
という視点から考えてみよう。
一緒にいる手段は、結婚、事実婚、登録パートナーシップ、同棲などなど、色々な形がある。

◉彼の逃げ癖について

ずっといっしょにいる、を妨げる最大の要因は、彼のハリネズミのごときガラスのハートである。
マッチングアプリをやっているくらいだし、趣味の場には顔をだすので、本当の意味で人嫌いなわけではないが。
「毒親に育てられた」「学歴がない」「転職が多い」「人と深い関係が築けない」
自己否定の塊である。傷つくのが怖い。自分満たしができていない彼にとって、マリコに何かを与える、という余力はまだないのかも。

◉リフレーミングしてみると

🧠「毒親（他人と比較され否定されてきた）」👉親はしつけの一環でそうやって言っていた。そうやって言うことがしつけになると信じていた。そんな40年前に子どもの自己肯定感云々、なんて話はなかったし。

🧠「学歴がない」👉（これはうちの弟とおなじ案件やーー）外来には、引きこもったが最後、中年男性の引きこもりを後期高齢者のご老人が困って「親が死んだらどうしよう」と焦って外来につれてくることがある。
もっと早くアクション起こしてよ案件。それを、自ら「このままではいけない」と内省し、行動にうつし、自立した生活を送れているのは素晴らしいとしかいいようがない。

🧠「転職が多い」👉そもそも、フリーランスなので「転職」っていうのか！？30回離婚した、っていうと聞こえがわるいけど、30回結婚できた、っていうとめっちゃすごい人だよね。それだけ多くの企業とマッチングできるというのは、それまでの実績が買われているということだし、ミスで解雇案件とかじゃないから、なんで自虐的なのか意味わからん。

🧠「人と深い関係が築けない」・・・リフレーミングっていうか、これはあなたが他人を信頼していないから、、、「いつか切られる」「いつか自分のところから離れてしまう」そんな気持ちで接していると、表面的な人間関係に終わりがち。人間関係は自分次第。なにより、マリコの愛が信じられんのか！

いちおう精神科医が言っとったで、って言ってみるのはありかもしれんな。
ひとのことべらべらしゃべって、っておこるかもしれないから、
「似たようなはなしきいたんやけどー」っていう感じで。

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