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人は案外なにも考えていない。
ゆる言語学ラジオというYoutubeチャンネルの水野さんが、自分は考え事をしないと言っていた。
考え事をする人もいるんだ! と驚き、自分は少数派なのだと気づいたというのだ。
で、僕じしんは考え事めっちゃしてると思っていた。ところが、待てよ、と。よくよく振り返ってみると、考えてないかも? と思い至ったのだ。
僕は、言葉を継いでいくのはするするとできる。けども、内省みたいなことを文字なしで維持す
ユーラシア感のあるモンスター。
今日もフリーライティングをしてみた。
「ユーラシア大陸」という言葉の響きがすきだ。
北海道よりずっと北の、ユーラシア大陸から突き出た半島に、海風に晒された脱色された集落がある。
屋根は瓦で葺いてあり、どこか日本風の風情だ。トタンの壁、白ちゃけた青いドア。元々の色が一律に脱色されている。海から運ばれる塩気と日光によって。
家のそばには洗濯物を干すような竿が掛けてあり、濃い緑色のワカメが干してあ
応募していた、第41回星海社FICTIONS新人賞の座談会をおそるおそる見てみた。「緊張感のある語り口のSFとして読みました」とのコメントを頂いていて、そのほかのアドバイスもすごくありがたく受け止めました。誰かに読んでもらったという事実だけでも、うれしかったりします。精進します!
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昏い欲望を宥めるライティング。
10分間のフリーライティングを今日もしてみます。参考書はこれ ↓
僕は小説を書いている。登場人物たちを、もっとひどい目に遭わせたいという昏い欲望があることを認めなくてはならない。
もっとひどい目。もっと悲惨な目。もっと惨めな目。
僕は彼らを踏みつけ、ギリギリと磨り潰す。堅い靴でギリギリと磨り潰しながら、もう僕の目は次の何かをいたぶろうとして、暗い街を探し始める。
暗い街にはもちろん明かりが
インスタレーションみたいなコインランドリーを夢想する。
United Arrowsとか、SHIPSとか、BEAMSとかそういうセレクトショップの界隈。というか、界隈というか、なんかそういうアリーナというか、世界。そこの住人であるトミタという銀髪の男と、ハンチング帽をかぶった小柄な老人が、下町の角打ちで吞んでいる。
トミタの髪は白髪なのか、銀色に染めているのかはわからないが、真っ白で、しかし顔立ちは老人と呼ぶにはまだ若く、といって、何歳とは特定できない
量を書くフリーライティング、その後はまた別のプロセス。
Peter Elbowの本を昨日読んだ。そこで、今朝も10分間のtimed writingをする。
やることが沢山ありすぎで、沢山あるように思えてしまって、圧倒される。
小説のためのフリーライティングを書き溜めておくノートと、こういう朝のmorning pages的な書き物のノートは別にしないといけないのか? とかそういう雑用というか、こまごましたことからまず考えたくなる。千葉雅也が「まずガワ
フリー・ライティングという荒波へ乗り出す。
ピーター・エルボウは、書いているうちに、いや、書き終えたときにようやく書きたかったことが現れると言う。
何ということだ! ならば、今、僕が言いたいことが皆目わからないのも、むべなるかな、だ。
書いてしまってからようやく、自分の書きたかったのはこんなことだったのか、と悟る。というか、わかる。
何ということだ!
今、たしかに僕は何となく動きたがっているキャラクターを数人、感じているが、彼らは今
「脳から血が出そうな情動シミュレーション」だって?
「小さなことを楽しむ人」さんが、自分は本を読むときに抽象化を働かせているのだが、それだと(当たり前だけども)、型にはまった結論を引き出してしまう。そういうようなことを書いておられた。
それはそうですよね、本質を引き出すための抽象化だから。
小さなことを楽しむ人さんは、ここで限界を感じて、全く逆のアプローチを試してみようとした。
つまり、他人が認識している世界を、一番具体的でベタなレベルで体験
雨エリアとか、猫とか。
今朝も、僕はいつものように、朝のコンビニで車を止めてぼーっと外を見る。
田植えの済んだ田んぼは水を湛え、かつ、まだ苗の背が低いので、水面に周りの景色を映し込んでいる。
つまり、地面に水が張ってあるような状態なのだ。田園が身近にある人なら、ああ、あの景色ね、とすぐにわかってもらえると思うのだけど。
天と地が逆転したようなシュールな感じだ。
そこに映っているのは、そばにそびえたっている高圧電線
村上春樹をダシにして、読む。
僕は、レンジフードの明かりが小さくついているだけの、薄暗い台所で『街とその不確かな壁』を読んでいる。
書いてあることの、文字通りの意味よりも、書いてあることを、まるで庭の石をひっくり返して、そこから虫が出てくるのを眺める子どものように、向こう側、うらっかわを感じながら読んでいる。
この本を読むのは二周目なんだけども、今回は何だか清々しいような、しんとしているような、そういう感じがする。
不思
どこにでも持ち運べる〈聖域〉、とか。
駅前のロータリーを抜けたT字路で、右から幌をあげたロードスターが過ぎていった。
眼鏡をかけたおじさん。というか、白Tシャツのオヤジ。オヤジと呼ぶ方がなぜだかカッコいい感じがしてしまう。なぜだろう。
ロードスターは白髪頭×眼鏡の男性が似合う車だと勝手に思っている。
で、そのあとセブンの駐車場で、音楽をガンガン鳴らしたトラックが隣に止まった。お兄さんが降りて来て、音楽は鳴らしたままで、店へ入って