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キャッチコピーから見る、変わっていく恋と愛 1980年代編 恋する広告11

こんばんは。

ラブコンテンツの根幹は男女の恋愛ですが、
その恋愛観は時代とともに変化しています。

今週から短編シリーズを。タイトルは、
「キャッチコピーから知る、変わっていく恋と愛」

時代ごとに変わっていく恋愛観を
名作コピーとともに紹介したいと思います。
今回は1980年代の名作コピーを。

1980年代といえば、サッチャリズム、レーガノミックスが台頭し、
「小さな政府」を標榜する新自由主義経済への道が開かれた時代。
コピーライターが時代の寵児としてもてはやされ、
広告文化が開花した時代。バブル経済に日本中が踊った時代。

そんな最初期は、こんな恋愛コピーが。

奇をてらわず、まっすぐ伝える。
そんなまっすぐな恋愛コピーが目立ちます。

ところが中盤~後半にかけて、
コピーも大きく変わっていきます。

有名なマハラジャがオープンし、
トレンディドラマに代表される
消費としての恋愛活動が活発化。
1980年中盤から華やかなコピーや、
技巧を凝らしたコピーが目を引きます。

一瞬「ん?」と考えて、
「そうか!」と膝を打つもの。
ダイヤや服というものが、
明らかに好きなあの女性を訪仏させるもの。

ちょっとだけIQが高く、
女性のためにデパートに行かせる、
そんなコピーがまさにバブルですね。