2002年に発売されたレンズ交換式デジタルカメラに想いを馳せる
はじめに
私がデジタルカメラを使用するようになって四半世紀が経ちました
その間には色々なカメラが発売され色々なカメラを使ってきましたが、それをまとめて振り返るということをしたことがありませんでした
シリーズとして1年単位で発売された代表的なレンズ交換式デジタルカメラを振り返りながら、私なりの感想などを書いてみようと思います
2000年から2024年まで書いていく予定です
なお、全ては私の感想なので曖昧な点や間違った知識が含まれているかもしれません、あらかじめご了承ください
レンズ交換式デジタルカメラにとっての2002年とはどんな年？
2002年に発売されたレンズ交換式デジタルカメラは、デジタル一眼レフが急速に普及し始め、今まではプロ向けの製品が多かった中、この頃から一般ユーザー向けの製品が増えてきた時期です
この年も、CanonやNikonをはじめ、各メーカーが新たなモデルを発表しました。「1」シリーズ、フラグシップが毎年発売されていますので活気があったと言うか進化が凄まじかった頃です
2002年に発売された主なレンズ交換式のデジタルカメラを紹介しながら、カメラに思いを馳せていこうと思います
発売されたカメラ
Canon EOS-1Ds
発売日：2002年11月
解像度：1110万画素
センサー：フルサイズ（35mm判）のCMOSセンサー
Canonがプロ向けに開発したフルサイズセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラです
ここでフルサイズ！
フルサイズセンサーにより、フィルムカメラに近い表現力が可能となり、スタジオ撮影や広告写真などで高い評価を受けました
画質も1110万画素と印刷物等で使いやすくなってきています
画質や色再現に優れてきて特に商業写真家にとって画期的なカメラでした
Nikon D100
2002年7月
解像度：610万画素
センサー：APS-CサイズのCCDセンサー
Nikonが一般ユーザーやアマチュア写真家向けに開発したデジタル一眼レフです
プロフェッショナル用のD1シリーズより手頃な価格で、多くのユーザーにデジタル一眼レフの魅力を広める役割を果たしました
ニコンユーザーはこの機種からデジタル移行をした人も多いハズ
D1シリーズの高性能を引き継ぎながら、軽量で使いやすい設計となっています
Sigma SD9
2002年10月
解像度：300万画素（Foveon X3センサーを搭載）
センサー：APS-CサイズのFoveon X3センサー
Foveon X3センサーを搭載したことで、従来のベイヤー配列とは異なり、各画素でRGB全色を捉えることができる技術が特徴的です
色の再現性や解像感が優れています
というかSIGMAのカメラがこの時期からあったというのがすごいですね
もちろん熱狂的なマニアックユーザーから支持された機種です
今も続くFoveon伝説の（レンズ交換式として）始まりですね～
Fujifilm FinePix S2 Pro
発売日：2002年
解像度：610万画素（スーパーCCDハニカム技術で1230万画素相当の解像度）
センサー：APS-CサイズのスーパーCCDセンサー
Nikon Fマウント互換のレンズ交換式デジタルカメラです
Fujifilm独自のスーパーCCD技術により、高解像度の写真が撮影でき、特に色再現性に優れています
Nikonのレンズシステムを使用できることから、ニコンユーザーも普通に使えますし多くの写真家にとって魅力的な選択肢となりました
この頃のフジとニコンは仲が良いですね（笑）
Olympus E-20N
発売日：2002年
解像度：500万画素
センサー：フォーサーズ規格のCCDセンサー
Olympusが開発したEシリーズのレンズ交換式カメラ
フォーサーズシステムを採用し、小型・軽量ながら高画質を実現することを目指したモデル
フォーサーズセンサーということで値段も抑えられて、一般ユーザーにも使いやすい仕様と相まってデジタル一眼レフ市場の多様化に貢献しましたね
ちなみに現在はマイクロフォーサーズなので互換性はありません（マウントアダプターの使用は除く）
まとめ
2002年は、デジタル一眼レフがプロフェッショナル向けからアマチュア、一般消費者向けへと広がりを見せた年ですね
レンズ交換式デジタルカメラはCanonとNikonが市場をリードしていましたが、SIGMAやOLYMPUSなどのカメラにより一層アマチュアの敷居が下がったと思います
フルサイズセンサー搭載モデルや高性能センサーも登場して、デジタルカメラの画質が飛躍的に向上し始めました
多くの写真家や愛好者がフィルムからデジタルに移行する転機となった年です
私のYoutubeチャンネルでも雑談形式でいつもカメラのことを話しています
ぜひ遊びにくてくださいね
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